中国船舶工業協会の最新統計によりますと、中国造船業の主要3指標(完工量、新規受注量、手持ち受注量)は過去5年間、引き続き世界首位を維持しています。世界の新造船受注のうち、中国の造船所が受注した比率は64.2%に達し、それ以前の5年間(2016~2020年)の統計を15.1ポイント上回りました。
統計データによれば、中国の直近5年間の造船完工量は世界総量の51.7%を占め、船価と生産額をより正確に反映する修正総トン数(CGT)ベースでも47.2%のシェアを記録しています。これらは5年前と比較してそれぞれ8.6ポイント、11ポイント上昇しており、主要造船各社の国際競争力が持続的に強化されていることを示しています。世界の造船完工量、新規受注量、手持ち受注量のトップ10企業には、それぞれ6社の中国企業がランクインしています。
2021年から2025年にかけては、世界初の10万トン級スマート養殖工船「国信1号」や世界初の15万トン級自航式密閉型サケ養殖工船「蘇海1号」が相次いで就航し、中国が本格的な遠洋養殖時代に入ったことを示しました。また、中国国産の大洋掘削船「夢想号」が就航しました。「夢想号」の最大掘削深度は1万1000メートルで、これは既存の掘削船の中では世界最深の深さです。さらに、次世代型砕氷調査船「極地号」と深海・遠洋対応の多機能科学調査および水中考古学船「探索3号」の就役により、中国の海洋科学探査能力があらゆる深度とあらゆる海域へと着実に拡大していることがうかがえます。(HJ、坂下)
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