【意味】

颜值经济（ルックス経済）とは、見た目の良さを重視した経済活動のことです。中国はいま、「見た目が命」とばかりに、製品の見た目にも、人の見た目にもこだわる人が多くなっています。人の見た目に関しては、顔や体型、洋服や持ち物のセンスまで、すべてがルックス経済になります。

【関連背景】

SNSでも、最近びっくりするほど可愛い子が多いです。モデルやアイドルはもちろんですが、いまは、一般の人も動画の配信やライブコマースなどをやっているので、メイクや美容整形、ひきしまった体を作るための筋トレ、服のコーディネートなど、みんな颜值（顔面偏差値）を上げるために毎日必死です。

SNSだけならアプリで加工できますが、実生活は加工できないので、ルックスを大事にしている女性にとって、メイクは重要です！

欧米のブランドになら、シャネルやディオール、イブサンローラン。日本のブランドなら、クレ・ド・ポーやスックなども中国で人気です。ここ数年、中国では品質がよくて、値段もお手頃なコスメブランドがどんどん誕生しています。とくにここ5年間は急速にシェアが伸びていて、2023年には国産品のコスメが全体の５０.4％を占めて、初めて海外のブランドを上回りました。中国コスメの輸出額も右肩上がりで、2023年には前の年より33％増えて、37億ドルになりました。

日本でも中国コスメを見かけるようになりました。商品の見た目にもこだわっているものが多いという印象です。口紅やアイシャドウパレットの表面に彫刻が入っているコスメとかあります。

花西子、フローラシスは2021年に、日本のアマゾンで発売を開始したブランドで、去年9月には、パリのデパートにも進出しました。デザインも美しく、配合成分がヘルシーで、しかも値段もお手頃ということで、わずか６カ月で、販売高がそのデパートで売られている５２ブランド中のトップ5に入ったそうです。

フローラシスの他にも、パーフェクトダイアリー、MAOGEPINGマオゴーピン、フラワーノーズ、ジュディードールなど、颜值も高く、品質もよいブランドがたくさんあります。

【使い方】

化妆品市场是颜值经济的重要代表。

（化粧品市場はルックス経済の代表例のひとつだ）

颜值经济已成为拉动内需的重要力量。

（ルックス経済はすでに内需をけん引する重要な力となっている）

颜值经济的时代，连读书类博主也开始注重镜头形象。

（ルックス経済の時代、読書系ブロガーさえカメラ写りを気にし始めた）

担当：殷絮、鳴海美紀