国家外貨管理局国際収支司の関係部門責任者の22日の国務院報道弁公室の記者会見での発言によると、中国の今年上半期の外債規模は全体として適切な水準であり、債務返済リスクは比較的低いということです。

データによると、6月末時点の外債残高は2023年末時点より971億ドル増えて、4%増となる2兆5400億ドルでした。国家外貨管理局国際収支司の賈寧司長はこれについて、「中国の経済は安定した発展を維持しており、人民元建て債券の総合利回りの上昇などの影響もあって、外資は人民元建て債券を着々と配置している。上半期の純保有規模は歴史的な高水準となり、債券類外債は900億ドル近く増加して、外債回復を推進する主要な要因となった」と語りました。

賈司長はまた、「中国の外債規模が国内総生産額に占める比率は14～16%の範囲で小幅に変動しており、企業の越境融資は実体経済の発展を効果的に支援している」と説明した後、さらに「中国の外債規模は全体として適切であり、債務返済リスクは比較的低い。外債の返済リスクはコントロール可能である」と指摘しました。（非、坂下）