【CRI時評】覇道に反対し、公道を重んじ、大道を行う

CGTN

すべての貿易パートナーに「相互関税」をかけるという米国のいじめ行為に対し、中国は5日、米国の関税乱用に反対する中国政府の立場を示す文書を発表した。文書は、「米国が関税を私利を追求する武器にしているのは一国主義、保護主義、経済的ないじめ行為だ」と指摘し、「中国は問題を起こすことはしないが、問題を恐れることもない。世界とチャンスを共有し、互恵とウィンウィンを実現していく」と強調した。

この文書は、覇道に反対し、公道を重んじ、大道を行う中国の鮮明な態度を示している。外交学院の李海東教授によると、文書は、公平と正義を守る中国の責任感を具体的に示し、経済グローバル化の推進に役立ち、激動する世界に確実性を注ぎ込む。

貿易戦争に勝者はなく、保護主義に活路はない。米国は第2次世界大戦後の世界の自由貿易体制における最大の受益者であり、中米協力を例に取ると、米国は経済・貿易協力で多大な利益を上げ、サービス貿易も巨額の黒字を出している。それにもかかわらず、米国は関税という手段で他国を脅し、米国の覇権への奉仕をもくろんでいる。しかし、圧力は中国に対して役に立たず、中国は、自らの利益を守るとともに多国間の貿易体制とルールも守るため、率先して対抗措置を打ち出した。

米国による追加関税は、世界貿易の原則に背き、国際経済・貿易秩序の転覆をもくろみ、他国の発展の権利を奪うもので、国際社会の批判を浴びた。中国の立場文書が、国際問題は共に話し合って取り組むべきだと表明したことは、中国の一貫した公道の立場を具体的に示している。

米国が「スモールヤード・ハイフェンス(狭い庭と高い壁)」方針を掲げて関税の壁を築く中、中国は絶えず「扉を大きく開き」、世界にチャンスをもたらしてきた。習近平主席は、中国の開放の扉はますます大きく開き、外資を利用する政策は変わらないと重ねて言明した。中国発展ハイレベルフォーラムは多くの多国籍企業を引き寄せ、米企業の数は国別で最多だった。A.Tカーニーの報告書によると、中国は海外直接投資信頼度ランキングで順位を大きく上げ、新興市場の中でトップとなった。

世界は変乱が絡み合い、米国が関税を濫用する中、中国の立場文書は、多国間貿易体制を守り、経済グローバル化を推進する強い声を伝えた。歴史の流れの中で、誰がルールの破壊者で、誰が建設者であるかは一目瞭然だ。世界が必要としているのは公道であり、覇道ではない。これは中国の表明であるとともに国際社会の声でもある。(CRI論説員)

04-07 09:56

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