


海南島では12月18日、海南自由貿易港としての「封関運営」が正式に適用された。「封関」とは、特定地域を税関連で特別扱いにすることだ。海南島の封関は、中国の新しい時代の対外開放を牽引する重要な「ゲートウェイ」になるという目標に向けての重要な一歩だ。国際世論は、海南自由貿易港の封関は中国の新たな発展パラダイムの構築を後押しするだけでなく、海南が世界発展の機会を共有する新たなホットスポットになると見ている。

海南自由貿易港の「封関」が12月18日に定められたことには重要な象徴的意義がある。1978年のこの日、中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議(三中全会)により中国の改革開放の幕が開いた。それから47年が経過し、世界で単独主義と保護主義が台頭し、経済のグローバル化が逆風にさらされる中での海南自由貿易港の「封関」は、中国の改革開放のプロセスにおける新たな重要な一里塚であり、中国が揺るぎなく高い水準の対外開放を拡大し、開放型の世界経済の成長を推進する象徴的な措置とも言える。
自由貿易港は、今日の世界において最高水準の開放のあり方だ。海南自由貿易港では「封関」により、貿易と投資の自由化と利便化のレベルが一段と高まり、「ゼロ関税」の対象品目の数や輸入商品の種類などが著しく増加し、輸入コストが大幅に低減された。これは各国の投資家にとって巨大な魅力だ。
例えば、海南島で登録され関連条件を満たす企業は、2027年まで所得税がわずか15%になる。免税商品の品目リストはこれまでの1900項目から6600項目に増加し、全商品税目に占める割合は21%から74%に上昇した。
海南自由貿易港は太平洋とインド洋を結ぶ要衝に位置し、地政学上の優位性に恵まれる。海南自由貿易港への投資は「海南に立脚し、中国全土を見据え、アジア太平洋へと波及させる」ことを可能にし、地域経済と世界経済の発展に大きな力を波及させることになる。海南自由貿易港は、中国国内と国際市場の「経済のダブル循環」につながるハブになると期待されている。(CRI論説員)
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