


中国自動車流通協会乗用車市場情報連席分会(乗連分会)が6月8日に発表した5月の全国乗用車市場分析によると、新エネルギー車の小売浸透率(新車販売に占める割合)は引き続き60%の大台を突破し、過去最高の62.9%に達しました。

データによると、5月のガソリン車の小売販売台数は前年同月比39%減少したとのことです。内訳を見ると、中国独自ブランドが39%減、主要な合弁ブランドが41%減、高級車ブランドが31%減となっており、いずれも原油高の厳しい影響を受けています。
原油高や消費構造の転換といった要因が「ガソリン車から電気自動車(EV)への移行」を加速させた結果、5月の新エネ車小売浸透率は62.9%に達しました。一方で、合弁ブランドの電動化シフトも加速しており、5月の合弁新エネ車の販売台数は前年同月比51%増を示す一方、合弁ガソリン車は同41%減少しています。
また注目すべきは、輸出が引き続き業界の中核的な成長エンジンであり続けている点です。5月の新エネ車輸出比率は過去最高の54%に達しましたが、ガソリン車の輸出も46%増と好調で、中国の自動車メーカーによる海外展開が全面的な拡大局面に入っています。
アナリストは、現在の自動車市場は既存市場での競争が顕著となる特色を示しており、業界内の二極化がさらに進行していると分析しています。新エネ車市場は全分野での成長期を終え、「高級EVの急成長」と「低価格エコノミーモデルの苦戦」という二極化の様相を呈しています。同時に、「新車効果」の継続時間が短くなりつつあり、市場をけん引する力が大幅に弱まっています。今後は、電動化の技術革新と海外輸出が、業界の長期的な成長を支える中核的な柱となる見通しです。(Yan、榊原)
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