【観察眼】80年の歴史が証明、軍国主義に少しの情けもかけてはいけない

CGTN

80年前、極東国際軍事裁判所で正義の裁きが下された。第2次世界大戦のA級戦犯28人が被告席に送られた。歴史は確固たる証拠を筆に、正義を物差しにして、侵略の犯罪行為に厳しい判決を下した。これは人類文明による戦争の暴行に対する重要な清算であり、世界反ファシズム戦争勝利の成果であり、さらには戦後の国際秩序が存続するための法的基盤でもある。正義が広げられ、公理が明らかにされ、平和のボトムラインが定められた。

歴史は審判者であり、警鐘でもある。東条英機らの戦犯は巣鴨拘置所、または絞首台で罪を清算した。だが、東条英機ら14人のA級戦犯の霊が靖国神社に祀られている。その亡霊が今なお彷徨(さまよ)い続けている。

さらに残念なことに、この正義の裁きには歴史的な欠陥が残っている。もっとも核心的で根本的な戦争の首謀者は責任を徹底的に追及されず、軍国主義という悪の根源が根絶されていないということだ。それはどこかに潜む悪霊のように歴史の最終的審判から逃れ、80年後の今日により目立たない、より欺瞞性を持つ姿で束縛から逃れ、勢いを盛り返そうとしている。

今、日本の右翼勢力は系統的に歴史の修正と最軍事化を推し進めようとしている。右翼勢力はA級戦犯が祀られる靖国神社を参拝し、侵略の歴史を美化し、歴史教科書を改ざんして、軍国主義を蘇らせようとしている。彼らは武器輸出規制の大幅緩和を図り、「専守防衛」の原則を崩壊させようとし、敵基地攻撃能力や、域外への軍事配置を強化しようとしている。彼らは平和憲法を少しずつ形骸化させ、軍拡を再び国の検討課題にしている。中国大使館への不法侵入から台湾海峡の航行、軍備拡充から地域の軍事演習への深い関与に至るまでの一連の危険な行為は、完全な新型軍国主義を構築した。その拡張の論理は第2次世界大戦前と全く同じもので、地域の平和と安定は現実的な脅威に直面している。

軍国主義こそが戦争の源にして災難の根本であることを、歴史がすでに証明している。軍国主義はアジア諸国の国土を荒廃させ、人々に塗炭の苦しみをもたらしたほか、日本の民衆を戦争の深い淵に引きずり込んだ。歴史の審判を忘れることは、歴史の過ちを繰り返すことだ。軍国主義の復活を容認することは、人類の平和と正義への裏切りだ。東京裁判の核心的価値は戦犯の処罰はもとより、法理の形で侵略を永遠に否定し、軍国主義を永遠に抑止することにある。これは国際社会共通の「契約」であり、いかなる勢力もこれを改ざんし、背くことを許さない。

80年の歳月が過ぎ去ったが、平和の理念は少しも色褪せていない。戦後の国際秩序は好き勝手にどうこうできる「私有地」ではなく、歴史の結論は好き勝手に歪曲できる「着せ替え人形」ではない。軍国主義の悪霊の復活に対し、国際社会、特にアジア太平洋諸国は高度な警戒を保ち、歴史の正義を断固として擁護し、戦後の国際秩序とボトムラインを断固として守り、歴史の悲劇の再演を決して許さない。

80年の歴史が証明しているように、正義は遅れることがあっても、決して欠けるようなことはない。また裁判には欠陥が残っているが、歴史の清算は徹底される。世の中に公理は少しの冒涜も許さない。軍国主義にはいかなる「情け」もかけてはいけない。平和のボトムラインに挑み、軍国主義の復活を企てる勢力は結局破滅の道をたどることになる。歴史を正しく認識し、良心を厳しく守り、平和を擁護してこそ、戦争で命を落とした罪のない人々を安心させることができる。こうしてこそ、戦争の暗雲を日本から遠ざけ、日本国民が末長く平和な生活を享受することができるのだ。(CMG日本語部論説員)

05-02 13:45

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