国家食糧・物資備蓄局が29日に発表した最新データによると、全国でこれまでに買い上げられた秋収穫の食糧は累計1億トン以上に達し、その進捗(しんちょく)は前年を上回り、水稲、トウモロコシ、大豆など主要食糧作物の買い付けと備蓄が安定的に推進されているとのことです。
中国政府は今年、河南省、江蘇省、黒竜江省、安徽省の4省で中稲(なかて)と晩稲(おくて)の最低買い付け価格実行計画案を相次いで実施しています。目下4省には200カ所以上の買い付け用倉庫が開設され、倉庫の総容量は1000万トン近くに達し、180万トン以上の中稲と晩稲が最低買い付け価格で買い上げられました。
一方、備蓄用トウモロコシの買い付けも拡大しています。中国儲備糧管理集団(シノグレイン)黒竜江支社は、積極的に市場に参入して買い付けを実施しています。買い付け用倉庫を目下52カ所運用し、1日の買い付け量は4万トンを超えるとのことです。
また、今年の全国の大豆生産量は3年連続で2000万トン以上を維持する見込みです。国家食糧・食用油情報センターのモニタリングによると、主要生産地の大豆価格は最近、基本的に安定を維持しており、黒竜江省の主要食用油工場はいずれも圧搾をすでに開始し、大豆加工のニーズも前年を上回っているとのことです。
次の段階として、国家食糧・物資備蓄局は「市場化買い付け」と「政策性買い付け」を統一的に計画し、農家のスムーズな食糧販売と市場の安定的な運営を保障していく方針です。(ミン・イヒョウ、榊原)
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