【キーワード・チャイナ】后高考经济(hòu gāo kǎo jīng jì ) 大学入試後の経済

キーワードチャイナ(ラジオ)

【意味】

后高考经济(大学入試後の経済)は大学入試が終わってから、大学に入る前までの間の、受験生を中心とした消費活動のことです。今年の大学入試受験者は全国で1335万人。試験後のリフレッシュや大学入学の準備のための消費は、4000億元とも5000億元とも言われています。

【関連背景】

高考は大学入試の全国統一試験で、毎年6月7日から10日までなので、いまはまさに后高考经济の真っ只中です。

筆者が高考を受けたのは、1999年だったんですが、当時は7月7日から9日までの3日間で、とても暑い時期だったので、試験の後には、家族で北京郊外のリゾート地に旅行に行きました。両親は、旅行のほかにも、携帯電話やウォークマンを買ってくれました。親友に一重まぶたの子がいたんですが、「大学に入る前に」ということで、二重まぶたに整形したのにはびっくりしました。

今は「ルックス経済」の時代なので、大学に入る前に整形手術を受け、大金を払う人もけっこういるそうです。痩せるためにジムに行ったり、ボクシングやピラティス、ヨガ教室に通うのも少なくありません。

今年、高考の後の1週間の旅行の予約は前の月より88%も増えたそうです。国内では北京、重慶、上海が人気で、海外だと東京、ソウルが最も多く選ばれています。パーティをする人もたくさんいます。先生に感謝するパーティー、高校生時代に別れを告げる親友とのパーティー、大学生活を迎えるパーティー、家族で祝う食事会など様々なパーティがあります。スマホ、パソコン、タブレットが大学生になる準備の3点セットと呼ばれています。今年の618のネットショッピングセールのデータでは、この3点の販売高が電子製品の50%を占めて、売り上げも去年より45%アップしました。スマートウォッチ、イヤホンなどのウェアラブル端末の売り上げも前の月より40%増えたそうです。その他には、運転免許を取るために、自動車教習所に通う人も多いです。大学入試後の経済による各家庭の消費額は、平均で2万8000元から4万2000元(60〜80万円)くらいになります。

【使い方】

高考过后,“后高考经济”开始升温。

(大学入試が終わり、大学入試後経済が加熱し始めた)

“后高考经济”带动旅游、餐饮、零售等市场快速增长。

(大学入試後経済は観光、飲食、小売など市場の急成長をけん引する)

“后高考经济” 承载着考生和家长对未来的期待。

(大学入試後経済は受験生と親たちの未来への期待が託されている)

担当:殷絮、鳴海美紀

07-14 12:05

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