【時評】フィリピンが海を口実に騒ぎ立てても中国-ASEAN協力の大勢は破壊できない

CGTN

7月23日にはフィリピンの公船2隻が中国側の制止を無視して中国の黄岩島の管轄海域への侵入を執拗(しつよう)に繰り返した。中国海警は法に基づき必要な措置を講じて退去させた。フィリピンは3日前にも仁愛礁で意図的な挑発を行ったことに続いて、再びいざこざを引き起こした。この2件はいずれも中国-ASEAN外相会議の前後に発生している。海を口実に騒ぎ立て、地域の協力を妨害しようとするフィリピンの意図は明らかだ。

しかし中国-ASEAN外相会議は、協力を強化して地域の安定を維持するという前向きなシグナルを発した。ASEAN各国は中国との戦略的連繋を深め、各分野での協力を推進し、さらに「南海行動規範」についての合意を加速させ、南海の平和と安定を共同で維持することを期待している。今年は中国とASEANの包括的戦略的パートナーシップ構築5周年だ。双方の協力は深まり続け、自由貿易圏3.0版の格上げ議定書が正式に署名され、各分野の協力は「快速走行の車線」に入った。

中国側はフィリピン側の挑発に対して現場の動画を公開し、フィリピン側が率先して危険な行為を行ったことや、中国側が法や規則に基づいて自制を保ちつつ法執行を行ったことを明確に示した。中国は外相会議において、対話と協議を通じて意見の相違を処理することを堅持し、域外勢力の扇動や一部の国が海を口実に騒ぎ立てることに反対すると改めて表明した。

ASEAN諸国も、南海を平和、協力、友好の海にするよう推進すべきと何度も強調している。フィリピンが南海問題を口実に中国とASEANの協力を「人質に取る」ことを企てることは地域に共通する利益に合致せず、ASEAN諸国の前向きな反応は得られていない。

中国とASEANは現在、いずれも発展と振興という重要な課題に直面している。昨年の双方の貿易総額は1兆ドル(約164兆円)を突破し、6年連続で互いに最大の貿易相手になった。今年上半期の中国の対ASEAN貿易総額は前年同期比18.2%増で、改めて力強さを示した。中国は自由貿易圏3.0版の構築推進、デジタル経済、人工知能(AI)、グリーン発展などの分野での協力強化を提案し、双方の互恵と共栄に新たな力を注入した。

フィリピンが海を口実に騒ぎ立てることや外部勢力の妨害が、中国とASEANの協力が絶えず深まる大勢を変えられないことが事実によって証明された。対話と協力を堅持し、南海の平和と安定を共同で維持することは、依然として地域諸国の共通の選択だ。(CGTN論説員)

07-24 10:55

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