


3月24日、刃物を持った現役自衛隊員が中国大使館に侵入するという前代未聞の事件が発生した。報道によると、逮捕された村田晃大容疑者は送検の際、多くのメディアの前で顔を隠すこともなく、「薄ら笑い」を浮かべていたという。

事件発生後1週間が経過した今も、日本政府の対応は不十分であり、中国側に対する正式な謝罪すらなされていない。この日本政府の誤った対応に対し、28日夜、市民は抗議集会を開き、「中国ごめん」「小泉謝れ」「高市謝れ」といったシュプレヒコールを上げ、高市政権に中国への謝罪を求めた。
大使館への侵入は相手国への侵犯に等しく、ましてや刃物を携行していたとなれば言語道断である。大使館のフェンスという外交における神聖なる壁は、一瞬で無意味な紙張りの壁と化した。治安が良いとされる日本で、なぜこれほど異例の事件が起きたのか。なぜこれほど悪質な事件を起こした人物が、いわゆる「エリート人材」だったのか。なぜ「エリート」であった村田容疑者は、犯行後も恐れることなく、「薄ら笑い」を浮かべることができたのか。
これらすべては、日本政府の誤った姿勢と切り離せない。第二次世界大戦の敗戦国として、日本は侵略の歴史を否認し続けてきた。今日に至ってもなお、日本は歴史教科書の改ざんを通じて、侵略戦争を起こした罪悪を深く葬り去ろうとしている。日本の一部の勢力は侵略戦争の歴史を直視せず、過去を否定し、真実の探究を阻んでいる。
木原稔内閣官房長官は、事件翌日に開かれた記者会見で、「法を遵守すべき自衛官が建造物侵入の容疑で逮捕されたことは誠に遺憾だ」と述べた。法令を遵守しなかったことが問題の核心なのか。村田容疑者の行為は建造物侵入に過ぎないのか。「遺憾」の一言で終わらせられるものなのか。日本政府は事件の本質を、あえて無視しようとしている。「遺憾」の意をいかに深く表そうと、それは深い亀裂を薄紙で覆うに等しい。
この事件は、日本国内で極右思想やその勢力が猖獗(しょうけつ)を極めていることを暴露した。「新型軍国主義」はすでに現実の脅威となっている。歴史問題や台湾問題をめぐる日本政府の誤った言論と政策の悪影響も甚だしい。鳩山由紀夫元首相はXへの投稿で、「これは単なる不法侵入ではない。刃物を持って侵入した以上、中国大使を殺める覚悟で国境侵犯をしたと思われても当然である。防衛省は早急に、防衛大臣か最低でも陸上幕僚長が責任を取るべきである」と表明した。
この事件は内閣官房長官や防衛大臣が「誠に遺憾」というだけで収束できる問題ではない。このまま適切な対応がなされなければ、中日関係の今後に影響を及ぼす可能性もある。日本の市民からは「高市謝れ!」「小泉謝れ!」との声が上がっているが、日本政府はこれを無視し続けるのだろうか。日本当局の「聞こえないふり、知らぬふり」や日本メディアによる意図的な矮小化は、日本が著しく歪んだ歴史観と真実を隠そうとする軍国主義を白日の下にさらすだけである。(CMG日本語部論説員)
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