



ここ数日、中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議が国際世論の関心の的となった。中でも、第15次五カ年計画(2026〜30年)期間中に高水準の科学技術の自立自強を加速し、新たな質の生産力の発展をけん引するという全体会議の戦略的配置が、海外メディアの間で熱い議論を引き起こした。
中国は新たな質の生産力の発展に向け、次の五ヵ年計画でどのような取り組みを行うのか。これについて、全体会議で採択された「国民経済と社会発展の第15次五カ年計画の制定に関する中国共産党中央の提案」は、「独創的なイノベーションとコア技術の難関攻略の強化」「技術イノベーションと産業イノベーションのさらなる融合」「教育・科学技術・人材の一体的な発展」「デジタル中国建設のさらなる推進」などと回答を出している。これらの取り組みは、新たな質の生産力の発展が中国では科学技術イノベーションや産業の高度化、グリーントランスフォーメーションなどと緊密に結合したものであり、中国の質の高い発展を力強く後押しするとともに、世界に新たなエネルギーを注入し、新たな好機を生み出すことを鮮明に示している。
中国は次の5年間、デジタル化・インテリジェント化技術を運用して伝統産業を改良し、次世代の情報技術や人工知能(AI)などの分野で新興産業を育成して大きくし、量子技術やバイオテクノロジーなどの分野で未来産業を配置して建設していく。これらの動きにより、中国の巨大市場を世界レベルの、イノベーションを実験し、運用し、またそこからリターンを得られる場所とするだろう。
グローバルな産業チェーンとサプライチェーンの重要な一環として、中国が第15次五カ年計画期間に新たな質の生産力の発展を加速させることは、よりオープンで多元的な産業協力の好機を生み出すだけでなく、他国のデジタルトランスフォーメーションやインテリジェントトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションも後押しする。中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)はCMGの取材に対し、同社の新エネルギー車はこれまでに世界116カ国・地域に行き渡り、中でもブラジル工場は2万を超える直接的・間接的雇用を生み出したと語った。
世界第二の経済大国として、中国は過去5年間、世界経済の成長への年平均寄与率約30%を保ち、中でもAIや新エネルギーなどの新興産業は飛躍的な進展を遂げ、「世界の工場」から「グローバルイノベーションセンター」へと躍進した。米ボストン・サイエンティフィックの関係者によると、同社は近年、中国への投資を継続的に拡大し、中国初の生産・製造拠点の設立に加え、一連の中国での生産や研究開発、AI技術の応用など新たな質の生産力の代表的製品を発表し、中国のイノベーションの恩恵を世界にもたらしてきた。
第14次五カ年計画から第15次五カ年計画、さらには2035年までの長期発展目標に至るまで、中国は青写真を最後まで描く決意と気力を示すとともに、新たな力の勢いも示した。「新」に向かって進む。中国式現代化は安定的かつ長期的に進み、世界経済もそこからより多くの活力を得ることになるだろう。(CRI論説員)
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