【CRI時評】全人代民主・人民政協民主から読み解く中国

KANKAN

今年は中国の全国人民代表大会(全人代)が成立して70周年、中国人民政治協商会議(人民政協)が成立して75周年に当たる。このほどは全人代の代表約3000人と全国政治協商会議委員2100人余りが中国各地から北京に集まり、人々の心の声を中国の最も重要な参政議政の場に持ち込み、国の発展と進歩のために提言と献策を行い、中国式民主の生き生きとした姿を改めて外部に示した。

ここ数年は、中国の「全過程の人民民主」が国際社会の広範な注目を集めている。中国では「全過程の人民民主」の理念に基づき、中国人民全体が法に基づく民主的選挙、民主的協議、民主的政策決定、民主的管理、民主的監督を実行し、法に基づきさまざまなルートと形式を通じて国家の運営や経済や文化事業、社会の運営を管理している。中国では、これらの民主の要素が十分に出現し、実践されている。

民主選挙を例にとると、中国では県、市、省、国など各級の人民代表大会が民主的選挙によって選出され、人民に対して責任を負い、人民の監督を受ける。高級技師、新業態の労働者、村の幹部など、生産やサービスの現場で活躍する3000人近くが全人代代表となり、14億人以上の中国人民を代表して審議権、提案権、議決権、選挙権などの権利を行使する。同時に各党派、団体、階層、分野で活躍する人々が人民政協の委員となり、民主的な監督、参政、議事を通じて国の管理に参画する。このような形の民主は全人代と人民政協の「両会」で相乗効果を発揮し、中国の民主的政治制度の鮮明な特色を示している。

統計によると、中国国務院(中国中央政府)の各部門は2023年、両会期間中に提出された意見や提案を延べ1万2000件以上受理し、すべて期限通りに処理し終えた。各部門は代表や委員が提出した提案や意見を4700件近く採用し、2000項目以上の関連政策を打ち出し、中国経済の質の高い発展と社会民生の改善を力強く促進した。多くのウオッチャーは、今日の中国の発展と進歩は経済の成功だけでなく、民主政治制度の成功でもあると考えている。

世界は多元的であり、民主の発展は、西洋式モデルの道だけをたどるのでは決してない。多くの国はそれぞれの土地の事情に合わせて、自らの国情に合う民主政治の道を模索している。世界は中国の両会を通じて、中国の民主のミクロ的な運営を理解し、中国の民主政治の制度としての強みを観察することで、中国の発展と進歩の秘訣を読み解くことができる。(CRI論説員)

03-10 18:30

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