【キーワード・チャイナ】年度热词 2025年の中国の流行語(下)

キーワードチャイナ(ラジオ)

中国国家言語資源モニタリング・研究センターが選んだ「2025年の中国の流行語」の後編です。

蘇超(江蘇省スーパーリーグ)

中国では今年の夏、江蘇省内で行われる、アマチュアのサッカーリーグが大人気になりました。江蘇省は、上海のすぐ北側にある省で、中国でもトップクラスの経済力を持つエリアです。

蘇超は都市対抗リーグなので、選手たちは、故郷の名誉をかけて頑張ります。地元愛にあふれた試合や応援も蘇超の魅力です。5月10日の開幕からわずか20日間で、省内外から18万人以上の観客が集まり、1試合あたりの観客動員数は、プロリーグを上回るほどの人気でした。

試合のチケットと市内の観光地や名物料理とのセット券なども発売されて、省内各都市のGDPは平均で2000万元(約4億円)アップし、省全体では3億元(約60億円)の経済利益がもたらされ、地方活性化のモデルとしても注目されています。

票根经济(チケットを起点に生まれる消費)

票根は伝票、投票の票に根っこの根と書きます。これは、チケットの半券のことです。今、中国では、イベントの入場券や半券を見せると、買い物や飲食、宿泊などが割引になるサービスが増えています。蘇州のスーパーリーグや、夏に四川省の成都市で行われたワールドゲームズなどでも、試合のチケットでいろんな優待を受けることができました。

日本でも映画の半券で、その映画館が入っているビルのレストランで、ちょっとサービスを受けられたりしますが、これは都市ぐるみでやっているってことです。

スポーツ観戦やイベントで、各地から来たお客さんは、割引価格でその土地のグルメや名所が楽しめるし、地元経済もどんどん活性化するので、まさにウィンウィンです。

育儿补贴(育児の補助金)

中国では2025年1月1日から、中国国籍を持つ3歳以下の幼児の家族を対象に補助金政策が実施されました。

幼児1人ごと月に300元(約七千円)です。1年間で3600元(約8万円)。0歳から3歳までの3年間で合計1万800元(約24万円)がもらえます。

子育ての負担を軽減して、出生率の向上につなげる「中国初の全国一律育児補助」として、ニュースでよく見かけました。金額で言えば、決して大した金額とは言えません。でも、新米ママには、きっと大きな励ましになると思います。

科学素养(科学的素養、科学リテラシー)

科学を正しく理解し、日常生活や社会の判断に活かす力です。

AIが普及して、一般の人がたくさんの情報を手に入れることができるようになったことと関係しています。あるお医者さんに聞いた話なんですが、患者さんとしては、いわゆる科学素養があまりない人の方が、素直に治療を受けて、順調に退院できることが多いそうです。自分でいろいろ調べてくる患者さん中には、医者の言うことを聞かない人もいて、やりにくいと言っていました。中途半端な知識がいちばん厄介なんでしょうね。

そのお医者さんは、「ある時、入院してきた患者さんは、清華大学の教授で、彼は自分で最先端の治療法を調べて提案してきた。よく話し合った結果、その治療法で教授は完治した」とも言っていました。科学素養の大切さを、強く感じました。

网络生态治理(インターネット環境のガバナンス)

インターネット空間を「生態系」と捉え、健全で秩序ある状態を保つための取り組みです。

ネット上での誹謗中傷やフェイクニュースなどは、かなり前から問題になっていたと思いますが、2025年に話題になったのはAIの進化と関連しています。いまはネット上に生成AIで作った写真や動画があふれていて、もう、本物なのか作り物なのか、わからないようなものまで出てきました。

SNSで紹介されている絶景のスポットも「加工しているか生成AIで、実際にこんな風景は見れないんだろうな」って、思うことも多いし、もう、一枚の写真から動画を作って、しゃべらせるっていうのも、簡単になってきているので、ちょっと怖いです。

生成AIで作ったものを投稿するときには、作品に「AI製作」と記入するよう義務付けるべきだという意見も出ていますが、まず、一人一人の意識を高めることが大切だと思います。

担当:殷絮、鳴海美紀

01-05 07:45

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