【キーワード・チャイナ】年度热词 2025年の中国の流行語(上)

キーワードチャイナ(ラジオ)

「中国のメディアでよく使われた言葉トップ10」です。ラジオやテレビによく出てくる言葉は、最近の社会の発展の様子や人々の生活の変化を写し出します。これらの言葉から、この一年の中国の社会や経済を振り返ってみましょう。

“十五五”规划(第15次五カ年計画)

中国では5年ごとに国の発展計画を立てています。第15次5カ年計画から、数字だけをとって十五五。15かける5は70。これまでの70年で計画し、実践してきた発展計画ということになります。

“十五五”规划は2026年から2030年までです。経済総量、あるいは1人あたりの収入の倍増という目標が出されました。

九三阅兵(9月3日の中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年の記念大会)

この日、北京市内の天安門広場では記念大会が開かれ、習近平国家主席が演説を行い、閲兵式が行われました。当日は日本語部でも生中継をしました。この日は北京の各小中学校も休みになり、みんな家で生中継を見ていました。

全球治理倡议(グローバルガバナンス・イニシアチブ)

今年の秋に習主席が国際会議の場で提唱したイニシアチブで、貧困削減、医療、教育といった人々の生活レベルの向上につながる重要な考え方です。

「グローバル」というと、実際の生活とは距離感があるように感じます。まずは、中国国内で、収入アップ、健康管理、環境保護などの取り組みが始まっていて、これから、さらに暮らしが豊かになっていくことが期待されています。

深度求索(DeepSeek)

2025年は、中国で開発された生成AI・DeepSeek(ディープシーク)が世界に衝撃を与えました。

中国のAI業界は、さらに加速していて、最近では世界初の「AIスマホ」が発表されました。海外のメディアでは「中国における第2のディープシーク!」とも報じられています。

人形机器人(ヒト型ロボット)

2025年、中国のヒト型ロボット産業は大きく発展しました。中国国内でヒト型ロボットを製造する企業は150社以上もあり、ロボット分野の一次市場への融資額は1月から8月までで386億元(約8520億円)を超えています。これは2024年の1.8倍です。

二足歩行ロボットの開発はとても大変なので、これまでは、わざわざ人間の形にする必要などないという意見もありました。ロボット掃除機もシンプルな円盤型で十分だけど、介護や教育の現場などで使われる場合は、やっぱりヒト型がいいですよね。

担当:殷絮、鳴海美紀

12-29 07:25

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