【CRI時評】G20サミットでの中国の声はグローバル発展を促す提言

CRI

主要20カ国・地域第19回首脳会議(G20サミット)が18~19日の日程でブラジルのリオデジャネイロで開かれている。テーマは「公正な世界と持続可能な地球の構築」。国際経済協力の主要フォーラムであるG20は、世界の主要な先進および新興市場国・地域のグループで、GDPは世界の約85%、人口は世界の3分の2を占め、世界経済の強固かつ持続可能で均衡の取れた包摂的な成長を促す重要なプラットフォームとなりつつある。

G20協力において、中国が終始、発展問題に焦点を当ててきたことは顕著な特徴だ。特筆すべきは、中国が終始、イノベーションを軸とした発展、特にデジタル経済とグリーンを軸とした発展を強調してきたことだ。例を挙げると、今年のG20協力に対し、中国が期待していることの一つがデジタル経済の潜在力の掘り起こしで、G20メンバーが引き続き、質の高いデジタル相互接続を促し、開放的で公平かつ包摂的なデジタル経済環境を創出することを望んでいる。このほか、グリーン・低炭素、環境保護、エネルギートランジション、気候変動対応などでの国際協力も呼び掛けている。

中国の役割を理解するもう一つのキーワードが「ガバナンス」だ。G20の枠組み内で、中国は終始、真の多国間主義の実践を主張し、「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」グローバルガバナンスの理念を堅持してきた。中国は一貫してグローバル経済ガバナンスをより公正で合理的な方向へと発展させるよう促し、グローバルサウスの声をより大きく響かせた。これはまさに中国が提唱しているものであり、公正な世界を建設するには、G20が相互尊重、平等協力、互恵ウィンウィンの原則に基づいてグローバルサウスのより一層の発展を支持することが求められる。

7月に開催された中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、改革をさらに全面的に深化させて中国式現代化を推進するための青写真を描いた。その中で強調されたのは、中国の商品・サービス・資本・労務市場などの対外開放の秩序ある拡大だけでなく、世界貿易機関(WTO)を中核とした多国間貿易体制の維持とグローバル経済ガバナンスシステム改革への積極関与だ。

今年のG20サミットのテーマと中国の発展理念・政策主張が通じ合っていることが分かる。中国は、サミット会期中に各国・地域と共に発展を図り、秩序ある平等な世界の多極化と恩恵が広がる包摂的なグローバル経済を共同で提唱していく。(CRI論説員)

11-19 11:35

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