中国式「萌え文化」のパンダグッズ 新たな消費ブームを盛り上げる

CGTN

△パンダ家族・パンダ文化クリエイティブ・コンテストのポスター

中国南西部の四川省成都はパンダの故郷であり、世界のクリエイティブ産業が集まる「インスピレーションの都市」としても知られています。成都市ではこのほど、世界中のパンダ愛好家が参加する「パンダ家族・パンダ文化クリエイティブ・コンテスト」の成果発表会が行われました。同コンテストの作品募集は絵画、彫刻、動画、玩具など5部門に分けられ、いずれもパンダに関連していることが条件なので、「何でもパンダ絡み大会」として話題を呼びました。

コンテストには、中国内外のパンダファンが多く参加し、世界中から1万3000点余りの応募作品が寄せられました。インターネットによる投票総数は616万を突破し、応募作品は実物や動画で紹介されました。審査の結果、玩具のブラインドボックスの「雅楽団団-国宝パンダ」、中国のカンフーと伝統的なお茶文化の要素を融合させたビジュアルデザインの「パンダ赤竹俠」、ショート動画の「蓉城奇遇記」、絵画作品の「幾何と色彩」、彫刻作品の「活力天府」などがそれぞれ5部門の最優秀作品賞に選ばれました。

主催側によると、今後は文化クリエイティブ産業チェーンの資源を統合して、参加作品の商業化を推進し、優秀な創作に「作品」から「商品」までの産業チェーンを提供していくとのことです。

近年は中国の多くの都市で隅々にまでパンダの要素が多く取り入れられ、さまざまなアイディアから「パンダ経済」による消費ブームが盛り上がっています。例えば成都では、四川省パンダ国家公園文化クリエイティブ・イノベーション連盟の統計によると、市全域でパンダ関連のロゴマークやシンボルを使用している企業は1万社以上に達しています。また、昨年に成都パンダ繁殖研究基地を訪れた観光客は延べ1220万人以上で、パンダ関連の文化クリエイティブ商品の売上高は計2億1000万元(約42億円)を上回ったとのことです。(Lin、鈴木)

04-25 10:56

更多精彩内容请到 KANKAN 查看