



北京時間2月7日、第25回冬季オリンピック大会がイタリア・ミラノのサンシーロ・オリンピックスタジアムで盛大に開幕した。
中国・北京からイタリアのミラノ・コルティーナへ。この4年間、中国のウインタースポーツは北京冬季五輪開催を契機に発展を加速させてきた。ベテランと新人の世代交代も順調に進んでいる。今大会では、中国選手団の選手126人が7競技15種目91種別に出場する。海外で開催される冬季五輪としては過去最多の選手数となる。59人のベテラン選手の中には、北京冬季五輪の金メダリスト9人が揃っている。67人の若手はミラノで目覚ましい活躍を見せることが期待されている。最年長は41歳のカーリング選手、最年少は17歳のスノーボード・ハーフパイプ選手だ。
北京冬季五輪の開催成功は、中国のウインタースポーツに構造的な変化をもたらした。とりわけ雪上競技では、すでに選手層の厚さが大きな強みとなっている。谷愛凌や蘇翊鳴を代表とするフリースタイルスキーやスノーボードのパーク種目では有望選手が次々に台頭し、フリースタイルスキー・エアリアルチームは、長年にわたり世界トップクラスを維持している。さらに、これまで弱点とされてきたスケルトン競技などでも急速に力を伸ばし、ワールドカップでトップグループ入りを果たしている。
中国のウインタースポーツ選手のミラノ・コルティーナ五輪での活躍の背景には、国内競技基盤の急速な発展がある。過去10年間、中国は「南へ広げ、西へ拡大し、東へ進出する」を掲げ、「3億人のウインタースポーツ参加の促進」を発展戦略として、ウインタースポーツを中国全土に普及してきた。競技人口は着実に増加し、関連産業の規模も拡大を続けている。
「中国ウインタースポーツ産業発展研究報告(2025)」によると、2025年の中国のウインタースポーツ産業規模は1兆元(約22兆円)の大台を突破し、1兆53億元に達する見込みだ。また、産業規模は2016年の3647億元(約8兆234億円)から2024年には9800億元に(21兆5600億円)へと大きく伸び、年平均増加率は21.09%に達した。現在、中国のウインタースポーツ経済関連の企業は2万6000社を超え、2025年だけでも新規登録関連企業が3500社を超えた。ウインタースポーツ産業は「冬だけのブーム」から「オールシーズン型の人気」へと変わりつつある。
また、ミラノ冬季五輪は、中国のウインタースポーツ用品が世界最高峰の舞台に登場し、海外メーカーの独占構造を打ち破る絶好の機会でもある。ハルビン製の競技用スキー板は、航空宇宙グレードの素材と3Dプリント技術を採用しており、そのカスタマイズ性は国際的にもトップレベルだ。寧波製のスキーポールは、欧米の消費者に合わせて設計され、2025年シーズンの海外受注は前年同期比30%増となった。また、長春にある企業はオーダーメイドタイプのスケート靴の開発に取り組み、アジア人アスリートの足型にフィットする製品を実現。世界20以上の国と地域からの注文を受けている。税関の統計によると、2025年下半期の中国国産ウインタースポーツ関連製品の中東欧および北米への輸出伸び率は、いずれも二桁成長が続いている。
「3億人をウインタースポーツに参加させる」という目標はすでに現実のものとなった。都市部では、屋内のスケートリンクやスキー場の建設が相次ぎ、ウインタースポーツは四季を通じて楽しめるレジャーとなり、いまや人々の新たなライフスタイルとして定着しつつある。
冬季五輪の意義は、競技の舞台での金メダルや栄誉にとどまらない。競技場の外でも、国民の健康を後押しし、スポーツ精神を伝え、関連産業の活力を引き出している。現在、ウインタースポーツは中国人のレジャー・健康づくりの重要な選択肢となり、関連産業は経済成長を牽引する新たなエンジンとなっている。冬季五輪が灯した情熱は、中国の大地に根を下ろし、花を咲かせつつある。(日本語部論説員)
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