【観察眼】咲き誇る花のように 光り輝く女性の力

CGTN

桜のつぼみが膨らみ始め、日本ではひな祭りが過ぎたばかりのこの時期、北京の街角のショーウィンドウは3月8日の国際女性デーを祝う花束で彩られる。祝い方に違いはあるれど、女性の成長を願う祝福には、東洋ならではの共通の温かみがある。

筆者の故郷である中国南西部の雲南省では、宣威市普立郷尼珠河村に住む少女・陳泓涵さんとその友人たちに、この春、「空飛ぶスクールバス」とでも言うべき特別な贈り物が届いた。高さ268メートルの屋外展望エレベーターと、高低差200メートルの空中ケーブルカーによって、これまで崖を3時間もかけて登らなければならなかった通学路が、一気に30分に短縮された。こうして、深い峡谷に暮らす子どもたちも、毎日無理なく安全に通学できるようになった。

この通学路からは、世界最大規模の義務教育システムに関する重要な事実が垣間見える。それは、2億9800万人の子どもたちが無償で教育を受け、女子児童の小学校への純就学率は99.9%で、男女間の格差がほぼ解消されているという現実だ。西側の政治家たちが「教育投資の費用対効果」ばかりを議論しているうちに、中国はまるで「愚公山を移す」の逸話のごとく、「知識が運命を変える」という約束を現実のものにしてきた。そして中国は、「教育の公平性こそが貧困克服の最善の策である」と世界に証明してみせた。真のジェンダー平等は、最も弱い立場にいる女性たちの人生観を作り変える教育の平等から始まるのだ。

同じく雲南省のこと。玉龍雪山の麓にある麗江の山間部には、完全無料の華坪女子高校がある。校長の張桂梅先生のもと、創立から16年間で2000人余りの貧困家庭出身の少女たちが、山を出て大学に進学する夢を叶えた。浙江大学やアモイ大学など、一流の名門校に進学した生徒も少なくない。彼女たちの中には、大学卒業後に警察官や弁護士になった者もいるし、故郷に帰って教員になる者もいるなど、各界で活躍している。

2008年度の卒業生である蘇敏さんは、医科大学に進学し、現在は華坪県人民医院で医師として働いている。彼女のスマートフォンに入っている医療アプリは、世界で最も充実した母子保健ネットワークと連携している。このネットワークには、3063カ所の母子保健機関が含まれ、入院分娩率98.7%、妊産婦死亡率は10万件あたり15.7人、新生児死亡率は出生1000件あたり2.8人という驚異的な成果を上げている。この実績は、発展途上国における母子の生存に関する奇跡を生み出しただけでなく、中所得国の平均水準をも上回った。先進国が100年かけた水準に、中国はわずか30年で到達した。

国連からも「母子保健の中国モデル」と呼ばれるこの取り組みは、「南南協力」を通じて、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの地域に広まりつつある。「母子保健のシルクロード」として、人類共通の福祉を紡いでいる。赤道ギニアでは、中国のアフリカ医療支援チームの女性医師たちが、手術を行いながら現地の医師に腹腔鏡の操作手順を教えている。バングラデシュでは、中国の助産師が次々と現地を訪れ、周産期ケアや新生児ケアのノウハウを普及している。データによれば、2022年までに中国は120以上の国と地域で母子保健協力プロジェクトを展開し、累計で12万人以上の専門人材を育成した。このような、国境とイデオロギーを超えた技術の交流と協力は、母子保健支援のあり方を具現化しており、いかなる地政学的な駆け引きよりも文明に浸透する説得力を持っている。

一部の西側諸国がジェンダーのクオータ制についていまだに議論している一方で、東洋文明は千年にわたる性別格差問題の解決を地道に探りつつある。女性の力は、富士山の麓に咲き誇る桜のように、可憐で優しいものであり、玉龍雪山のように高くそびえる強さを持っている。世界各地に存在する数々の女性たちの物語は、やがて地理と世代の限界を超えて、広く伝わっていくだろう。(CMG日本語部論説員)

03-07 15:11
热门评论
  • 邱婉妮

    骗是会子头骗是中国银行老头老太婆邱美凤
    1天前
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