【観察眼】かくも近くて美しい

CGTN

新年に入り、次々と良いニュースが飛び込んできた。自民党の森山幹事長、公明党の西田幹事長が13日から15日にかけて与党の代表団を率いて中国を訪れる。石破首相は特に2人と会談し、今回の中国訪問を重視している姿勢を示した。石破首相は、「日本と中国との間で、さまざまなレベルでの交流を重ねていくことを希望する」と述べた。石破首相はこれに先立って、「日本の首相が中国を訪問することは極めて重要だ。指導者同士の信頼関係はうわべだけにとどまらず、回数を重ねなければならない」と述べた。

最近、両国の民間交流も急増している。日本の大手旅行会社の阪急交通社によると、中国の日本人に対するビザ免除政策によって中国旅行の予約が大幅に増えており、2024年11月28日から12月23日までの期間中の中国旅行の予約は前の月より427%も増えている。

大のパンダファンで3回目の中国旅行を終えたばかりの古谷優子さんは、ビザ免除政策のおかげでとても便利になり、今後はパンダに会いたくなったらいつでも中国に行けると話した。

日本からの中国旅行がブームになる背景には、旅行で得られるものが日増しに改善されていることが挙げられる。古屋さんによれば、昨年11月に1人で中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地を訪ねた際、高速鉄道、地下鉄、タクシーなどのさまざまな交通機関を体験し、その便利さに驚いたということだ。古屋さんは他にも、四川省名物の薬膳鍋を味わい、パンダ郵便局やパンダ書店を訪れ、ショッピングセンターで買い物をするなど、四川省の省都成都市の活気が印象に残ったという。

世界最速の時速450キロのCR 450型列車の試作車が2024年末に発表された。試験速度は時速450キロで、営業速度は時速400キロだ。商業運転が始まれば、移動時間がさらに短縮され、旅客の移動はより便利で効率的になる。スマートフォンの配車アプリを使えば、中国ではいつでもどこでも「5G+北斗」のシームレスな衛星測位技術を通じてタクシーを呼び、いち早く目的地に着くことができる。「5G+シェアサイクル」アプリを使えば、観光客はエコロジカルなお出かけが可能なだけでなく、中国各地の風土や人情を深く理解する上でも便利なツールとなる。

最近、「不安仙人」というハンドルネームの旅行系ユーチューバー・おさだ氏が中国を旅行し、空港を出るときは不安で落ち着かず、ビクビクしていたが、徐々に余裕を持って中国各地を歩けるようになったという事実がすべてを証明している。彼はレストランでQRコードをスキャンして注文する形がとても気に入り、大変驚いたという。値段などの情報が分かるし、店員を煩わすこともないので、内向的な自分にぴったりだという。彼はにぎやかな街を歩き、高層ビルが林立し、観光客が途切れることのない様子を見てびっくりしたともいう。道行く人たちは皆、自由で楽しそうで、こうした旅行の一コマ一コマが、それまで彼が中国に抱いていた固定観念を打ち破るものだった。まさに彼が言ったように、国外のインターネット上の記述は必ずしも正確ではなく、中国は閉鎖された国ではなく、ここの人たちは幸せで楽しそうに暮らしており、十分な自由を享受している。海外にあるものは中国にもすべてそろっており、中には中国の方がもっと素晴らしいものもある。

ビザ不要での滞在期間が30日に延長されたことは、日本など各国の人々が中国での滞在中に、より多くの中国人と触れあい、より真実の中国社会と中国文化を知るのに役立つ。中日両国にとって、民間の好感度を高めるのに役立ち、また、メディアの無責任な報道によって生まれた誤解と偏見がおのずと崩れ去ることにも役立つ。石破首相が就任当初に話した「両国国民が交流していくことが日中関係の基礎だ」と言う言葉と図らずも一致する。石破首相はこのほど、TBSテレビの番組で中国への訪問に重ねて意欲を示し、「指導者同士の信頼関係はうわべだけにとどまらず、互いに何度も訪問し合うことで築かれる」と繰り返した。

かくも近くて美しい、気軽に行ける中国を訪れてみてはいかがだろうか。

01-11 15:31

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