【観察眼】「バカバカしさ」から「見応え」、そして「衝撃」へ

CGTN

2026北京亦荘人型ロボット・ハーフマラソンが4月19日午前、歓呼の声の中で幕を閉じた。この大会は昨年、北京で初めて開催され、今年で2回目となる。前回大会を振り返ると、多くのロボットがふらつき、転倒を繰り返し、時にはコースを外れて制御を失い、さらには「迷子」になる場面もあった。その光景は、まるでユーモラスな「テクノロジー喜劇」のようでもあった。当時、海外のネットユーザーからは、「中国は急ぎすぎではないか」との疑問の声も上がっていた。そうした声が残る中、今年の大会は様変わりした。ロボットマラソンは、「好笑(バカバカしさ)」から「好看(見応え)」、そして「震撼(衝撃)」へと大きく変貌を遂げた。この目覚ましい成果は、あらゆる疑問に対する最も力強い答えとなっている。日本のネットユーザーからも、「まるでスターウォーズの『ドロイド』のようだ。ヒューマノイド分野では、中国が最先端と言って差し支えない」といった声が寄せられている。

昨年の大会でロボットが「走ることを学んでいた段階」にあったとすれば、今年はすでにしっかりと足取りを固めたと言える。安定した歩行を基盤に、より一定の速度で、リズムのある走行が可能となった。知能化された制御技術も向上し、大規模なコースアウトといった問題はほぼ解消された。人々の関心の先も、昨年の「完走できるのか」から、今年は「どれだけ速く、どれだけ安定して走れるか」へと移っている。優勝したロボットは50分26秒を記録し、人間のハーフマラソン世界記録を6分以上上回った。

わずか1年で、中国のロボットはなぜこれほどの飛躍を遂げたのか。それは偶然ではなく、技術の蓄積と継続的なイノベーションの必然的な結果である。世界に目を向ければ、ロボットによるマラソン大会は新しいものではない。2011年に日本の大阪市で関連する大会が開催されている。当時のロボットは、よちよち歩きの子どものように、コースを進むだけで精一杯だった。この大会は、娯楽性に富む一方で、航続性能や安定性、耐久性などの基礎データを蓄積に貢献した。しかし、その後も人型ロボットの実用化や高効率化は、長年にわたり多くのボトルネックに直面してきた。

そうした中、中国のロボット産業は短期間で大きな飛躍を実現した。今年の大会に登場したロボットは、まるで成長した青年のように力強く走り、時には人類史上最速のスプリンターであるウサイン・ボルトに比敵するかのようなスピードを見せた。昨年の大会では、多くの課題が露呈したが、中国はそれを理由に歩みを止めることなく、第2回大会の開催に踏み切った。ここからは、中国の技術発展が「完成してから公開する」のではなく「試行しながら公開し、試行錯誤の中で改善する」という道を歩んでいることがうかがえる。現在、日本のAIスタートアップであるZEALS(ジールス)は、中国の宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)が開発した人型ロボット「ユニツリーG1」の日本への導入を決めている。また、人型ロボット分野に参入している優必選科技(ユービーテック)の関連企業UQIは、Hondaグループの商社であるホンダトレーディングと戦略的協業契約を締結し、日本などの市場で人型ロボットの販売をスタートする予定だ。

中国では、ロボットはもはや研究室の中だけにとどまらない。マラソンの競技場に登場し、年越し番組の舞台に立ち、さらに工場やサービス分野でも活躍している。これらは、単一技術のブレイクスルーではなく、アルゴリズムやモーター、制御システム、バッテリー性能といった総合的な技術力のグレードアップの成果である。一見すると目を引くブラックテクノロジーに見えるが、その背後には総合的なエンジニアリング能力の進展がある。ある国では「失敗の公開」に慎重な姿勢も見られるが、中国ではロボットの転倒さえも公開される。そうした一つ一つの「未完成な瞬間」こそが、飛躍的な技術進歩の出発点となっている。

ロボットが競技の中で踏み出した一歩は、人類の科学技術の歩みにおける大きな一歩でもある。嘲笑や疑問の対象であった段階から、実力で世界を驚かせる段階へと、中国のロボット産業はわずか1年で大きく変化した。今後、技術の進化とともに、ロボットは医療や高齢者支援、サービス、災害救助など、より多くの分野で力を発揮していくとみられる。未来はすでに始まっている。

04-20 17:20

更多精彩内容请到 KANKAN 查看