【CRI時評】米英豪の原潜協力に再び「赤信号」

KANKAN

米英豪3カ国の「小サークル」は裏工作で原子力潜水艦協力を「美化」しようとしたが、4回目の失敗を迎えた。12日に開催された国際原子力機関(IAEA)理事会の4回目の会合は、単独かつ正式な議題の形式で米英豪の原潜協力問題について討論することで一致した。このことは、3カ国の原潜協力は、3カ国が勝手に処理して良い事ではなく、IAEA加盟国によって共同管理されなければならないことを意味する。

米英がどんな手を使おうと、「3カ国の原潜協力は、兵器級の濃縮ウランおよび関連技術・設備の移転に関わり、深刻な核拡散リスクが存在し、『核拡散防止条約』の目的と趣旨に反し、IAEA事務局の職責範囲を超え、加盟国が共同で話し合った上で決めなければならない」という基本的な事実は変えられない。

IAEA理事会の会合がこれまでに4回連続で米英豪の裏工作を失敗させたことは、朝鮮やイランの核問題に懸念を示す一方で豪州との原潜協力問題では「ゴーサインを出す」という米英の典型的なダブルスタンダードが誰の目にも明らかであることを物語る。

しかし、米英豪はこれまでのところ、国際社会の懸念に応えず、原潜協力の細部について隠すだけでなく、横暴な振る舞いでIAEAの効果的な監督管理の実施を難しくしている。このアングロ・サクソンの小サークルがアジア太平洋地域で何をしたいのかは誰の目にも明らかで、地域の衝突と対抗をあおる北大西洋条約機構(NATO)の常とう手段をアジア太平洋地域に複製することに他ならない。

核兵器は人類の頭上にぶら下がる「ダモクレスの剣」だ。米英豪の原潜協力は決して彼らの私事ではなく、彼らの一存で決めてはならない。3カ国は、拡散防止の義務をどう履行するかについて、世界に説明しなければならず、「核」をブラックボックスの中に隠そうとしてはならない。(CRI論説員)

2022-09-14

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