【CRI時評】米国による中国製チップ封殺の悪巧み かつては思い通りにならず今後はなおさら不可能

CGTN

スイス・ジュネーブで行われた中国と米国の経済貿易会談で前向きな成果が挙がったばかりであるのに、米国はまた抑圧という古い手口に立ち戻った。

米商務省はこのほど、米国の輸出規制への違反が推定されるとの理由で、華為技術(ファーウェイ)製チップの昇騰(Ascend)など特定の中国製先進コンピューティングチップを世界で使用禁止にするためのガイドラインを発表した。この一方的ないじめと保護主義の行為は、中米ハイレベル会談の共通認識に逆行し、中国企業の正当な権益を著しく損ない、世界の半導体産業チェーンとサプライチェーンの安定性を著しく損ない、他国が先進技術を獲得し発展させる権利を奪うもので、国際世論の広範な批判を招いた。

これは、中国の技術ブレークスルーと市場シェア上昇に対する米国の焦りの高まりを反映している。米国政府は、中国のハイテク発展の勢いを抑制し、世界の経済・技術覇権における米国の独占を確保するため、最低ラインもほとんどないようなやり方で世界規模で中国製チップの封殺を画策している。

「自らの発展は許し、他人の進歩は許さない」という米国の横暴なやり方は、当今の科学技術発展の潮流に逆らうものだ。米国の著名な学者でコロンビア大学教授のジェフリー・サックス氏は、各国は世界を「友人」と「敵」に分けるのではなく先進技術分野での協力を強化すべきだとの認識を示した。米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、中国市場は同社にとって非常に重要であり、中国を対象とした米国の半導体輸出禁止令は「深い痛みを感じさせる」と述べた。ニューヨーク・タイムズは、米国政府のやり方は米国の実力と革新の支柱を破壊しつつあると伝えた。

保護主義では競争力を守ることはできない。これは人類の経済発展における基本的な経験だ。そうすることで、米国の速度が上がるわけではなく、むしろ国際競争力が弱まり、米国式覇権の衰退が加速することになるだろう。中国の発展と進歩はいかなる包囲や封鎖によっても止められないことを事実が証明している。

「他人の明かりを吹き消すことで自分がさらに明るくなることはない」。米国は早急に誤ったやり方を改め、国際経済・貿易ルールを順守し、他国の科学技術発展の権利を尊重すべきだ。「スモールヤード・ハイフェンス(狭い庭と高い壁)」と「科学技術の鉄のカーテン」ではこれまで中国の発展を制限することはできなかったし、今後はなおさら不可能だ。(CRI論説員)

05-22 10:21

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