中国初の独自開発深水域油田群 生産量1000万トン突破

KANKAN

世界の石油・ガス資源開発では、深海域での潜在的埋蔵量が大きいことが注目されています。中国の石油・ガス生産大手の中国海洋石油集団(CNOOC)は8日、珠江口盆地海域に位置する中国初の自主開発深水域油田群の「流花16-2」で、操業開始以来の原油生産量が累計1000万トンを突破したことを明らかにしました。

流花16-2油田群は深セン市から南東方向へ約250キロ離れた場所にあります。平均水深は412メートルで、中国の海洋油ガス田の中で最も深い水深の場所にあります。操業開始は2020年9月で、1日当たり1万1000トン以上の原油生産量を維持してきました。

流花16-2油田群で同時開発された3つの油田では、すべて水中生産モデルが採用されました。これらの油田はアジア最大規模の深水域油ガス田の水中生産システムが使用されている、中国初の遠隔操作生産能力のある深水域油田です。例えば台風に見舞われても無人操業が可能であるため、生産量を安定して維持することができます。

中国では水深300メートルを超える海域でこれまでに、「深海1号」「荔湾3-1」「流花16-2」など12の油ガス田が探査・開発されました。(Yan、鈴木)

2023-06-08

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