航海家翟墨が操縦するツインマスト遠洋スクーナー
中国の航海家・翟墨は10月10日、ツインマストの遠洋スクーナー(帆船の一種)を操縦して上海から出航し、無動力帆船で南極圏に沿って南極大陸周航の挑戦を開始しました。今回の航海は約1年かかり、全行程は約3万6000カイリ(約6万6000キロ)とされています。
同日開かれた出航式で、翟は航行計画と随行船員を紹介し、その後ツインマスト遠洋スクーナー「翟墨1号」を操縦し、上海白蓮涇埠頭から出発し、正式に航海を開始しました。
翟のスクーナーは東海と南太平洋を通り、偏西風を横断し、南極の夏の海氷と風力状況を可能な限り利用して、南極圏に沿って南極大陸の周航を目指します。今年末にはドレーク海峡を通過し、2026年春節前後に中国初の南極観測基地である長城ステーションをはじめ、中山ステーション、年間を通じて使用できる秦嶺ステーションを訪れた後、上海に戻る計画です。
航路の途中で、翟は海洋状況が複雑な偏西風地区や広範な流氷、氷山などの試練に直面します。今回の「帆船による南極周航」は環境保護、科学調査、探検、文化交流を一体化した世界一周の航海文化の旅です。今後、海上衛星を通じた科学普及授業、SNSのリアルタイムのライブ配信、ショート動画などの形式を通じて、大洋を越えて南極を探る壮麗さや困難さを示し、海洋と極地の生態保護を呼び掛けます。(非、榊原)
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