【時評】三つのキーワードで読み解く中国経済5月報

CGTN

中国の1〜5月の経済データが6月16日に発表された。工業や貿易など主要経済指標は著しい成長を示し、経済運営はおおむね安定し、「向新向優(新たな方、高度な方へ向かう)」が進んだ。この成績表を詳しく見てみると、「安定」「新」「強靭(きょうじん)さ」が際立った。

まず、経済ファンダメンタルズの「安定」について見ると、1〜5月はハイエンド製造業が工業の成長の主軸を担い、一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同期比5.4%増加し、工業の基盤がますます堅固になった。消費面では、1〜5月の社会消費商品・サービス小売総額は同2.8%増加し、中でもサービス小売額は同5.4%増と商品小売額の伸び率を上回った。このことはサービス消費が中国の消費の成長における重要な力となっていることを示している。同時に、インフラ投資が成長を維持し、主要なプロジェクトの建設が加速し、中国の安定した経済基盤と巨大な市場という特徴を裏付けた。

次に発展のエネルギーの「新」について見ると、新たな質の生産力が、成長の新たなサーキットの形成を加速させている。海外のSNSでバズった人型ロボットから、中国のバイクメーカー、張雪機車(ZXMOTO)のマシンに騎乗したライダーのスーパーバイク世界選手権(WSBK)制覇に至るまで、これらの輝いた時の背後には、中国の新たな質の生産力の力強い発展がある。1〜5月の工業全体の伸びに対する貢献率は、ハイテク製造業が約4割、設備製造業が約6割と、そのけん引的役割が際立った。

これらだけではない。外部環境の不確実性が高まる中、中国経済の強靭さを世界に深く印象付けた。貿易を例に取ると、世界の経済・貿易が伸び悩み、貿易保護主義が台頭する中、5月の中国の物品貿易総額は前年同月比16.9%増加し、輸出入共に二桁成長を維持した。これらの目を引くデータは、中国経済の強靭さと活力を示すだけでなく、世界の経済・貿易の発展とグローバルな産業チェーン・サプライチェーンの安定にも積極的に貢献し、中国は開放的発展を堅持し世界と恩恵を共有するという鮮明なシグナルを伝えた。

外部では依然として多くの不安定・不確実な要素が存在し、国内でも依然として供給が需要を上回る「供強需弱」の矛盾が突出しているが、中国経済の長期的な上向きというファンダメンタルズに変わりはない。中国の第15次五カ年計画が進むにつれ、中国経済の産業や内需、開放の潜在力がさらに解き放たれることになるだろう。(CGTN論説員)

06-17 15:11

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