中国・上海で開催されていた第7回中国国際輸入博覧会(輸入博)が10日に閉幕した。仏化粧品大手ロレアルグループ会長で仏中委員会の共同議長でもあるジャン-ポール・アゴン氏は「われわれは第8回輸入博の入場券を予約済みだ。これは長期的コミットメントだ」とCRI時評に語った。「7回連続皆勤生」であるロレアルと同様に、大きな成果を収めた世界各地からの出展者は早くも次回の輸入博の到来に期待を寄せている。
第7回輸入博は実り多い成果を収めた。年間ベース成約意向額は前回比2.0%増の800億1000万ドルに達した。129の国・地域から3496社が出展し、うち世界トップ500社と各業界のリーディングカンパニーの出展数は過去最多を記録した。
輸入博の会場の外でも一連の開放政策が同様に外国の友人らに喜びをもたらした。中国は8日、ビザ(査証)免除の「友達の輪」にスロバキアやノルウェーなど9カ国を追加した。数日前には外資の製造業参入規制を全廃した。これら一連の開放の「ギフトパック」により、外国人の訪中はより便利になり、外資の中国での発展はより順調になり、協力の空間もより広くなる。
世界的な文脈で考えると、中国による開放拡大に向けた不断の努力はとりわけ貴重なものだ。世界経済成長が鈍化し、脱グローバル化が台頭し、一国主義と貿易保護主義が加速する中、開放とチャンスが「希少品」となっている。第7回輸入博の会期中に発表された「世界開放報告2024」によると、23年の世界の開放指数は、前年比では0.12%、19年比では0.38%、08年比では5.43%それぞれ低下し、激震・収縮傾向が顕著になっている。対照的に、23年の中国の開放指数は08年比で11.89%上昇し、上昇幅は世界上位に入る。
今月末には産業チェーンとサプライチェーンの国際協力を促す第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会が開催される。開放は中国式現代化の鮮明なトレードマークであり、中国が世界に提供する「希少品」であり、外資系企業が「中国進出」を長期的コミットメントとする理由でもある。デンマークのポンプ大手グルンドフォス(中国)のジョン・マークマン総裁が述べているように、中国の開放と包摂はあらゆる外国人と外資系企業に利益をもたらすことができる。(CRI論説員)
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