パミール高原の番人 「党徽」おじさんの献身

CGTN

中国新疆ウイグル自治区パミール高原の標高4000メートルにおよぶ国境地帯で、キルギス族の国境警備員アブドゥジャパル・モンドさんが、16年にわたり国境警備活動を継続し、新時代における民族団結の物語を行動で体現しています。

2021年7月、旅行客のオフロード車がぬかるみにはまり込んだ際、アブドゥジャパルさんは1時間も膝を付いて救出作業を実施し、無事に脱出させました。お礼を渡そうとする旅行客に、胸の共産党員の徽章を指さし、「私たちは家族です」とほほ笑んでいました。この感動的な一幕はSNSのネットユーザーの心を打ち、彼は親しみを込めて「党徽(党の徽章)おじさん」と呼ばれるようになりました。

2009年から、アブドゥジャパルさんは吹雪の荒野で国境警備を続け、これまでに数万キロを歩き続けてきました。国境の安全を守るため、アブドゥジャパルさんは凍りついた子羊を自分の体温で温め、国境の有刺鉄線を修理するため膝を擦りむくこともいといませんでした。国境警備の任務中に家のヤクの子5頭を失ったにもかかわらず、彼は後悔の念を抱かなかったと語っています。警備員の肩章を外した後も、ボランティアとして村や観光地で助けを必要とする人々を支え続けています。

全国民族団結進步表彰大会で、アブドゥジャパルさんは「全国民族団結進步模範個人」の称号を授与されました。彼の素朴な行動は、中華民族という大家族において、一粒ずつの「ザクロの実」が固い信念と献身で平和と団結の物語を紡いでいることを示しています。(雲、榊原)

04-25 10:41

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