【キーワード・チャイナ】金发姑娘经济(jīn fà gū niang jīng jì)ゴルディロックス経済

キーワードチャイナ(ラジオ)

【意味】

直訳すると、「金髪の女の子経済」ですが、これはGoldilocks Economyをそのまま中国語にした経済専門用語で、日本語ではゴルディロックス経済またはゴルディロックス相場という言い方をしています。

【関連背景】

これは、イギリスの有名な童話「ゴルディロックスと3匹のくま」に由来する言葉です。ある日、ひとりの金髪の女の子が、3匹の熊の家を見つけました。中に入ってみると、熊たちは外出中で、テーブルの上にはお粥が入った3つのお椀がありました。一つ目のお椀のお粥は熱すぎで、2つ目のお椀は冷たくて、3つ目はちょうどいい温度だったので、女の子は3つ目のお粥を食べました。この「ちょうどいい温度」を経済にたとえたのが、金发姑娘经济=ゴルディロックス経済です。

とにかく、加熱しすぎでも冷え切こんでもいない、いわば適温の「ちょうどいい状態の経済」をゴルディロックス経済といいます。

今は大学生たちが、就職活動で忙しくなる時期なんですが、友人の娘さんの話を聞いて、「今の中国って、みんな“ちょうどよさ”を探すようになったんだな」と思ったんです。その娘はイギリス留学から戻って、大学院を卒業して、就職先を探していたんですが、最初に希望していた月収は少なくとも1万元以上、できれば2万元だったんです。20万円から40万円の初任給としてはかなり高いと思われます。昔は、大卒はいい会社に就職できて、高い給料がもらえるというイメージでした。留学したり、大学院を出れば、さらにいい給料がもらえました。今は、時代が変わりました。高望みしているとなかなか仕事が見つかりません。友人の娘さんも、希望の月収を下げて、仕事を探すことにしました。

今の学生たちは1万元は無理なら、5,6000元でもいいから、まずは就職して、人生の経験を積み重ねようと考える人が増えてきました。

2000年ごろの中国の大学進学率は12%程度だったのが今では60%以上、大学院に進学する人は13万人くらいだったのが、いまでは135万人を超えているんだって!経済の勢いというのもあるだろうけど、数からしても、いいところに就職するのが難しくなるのは当たり前です。

もう、学歴さえあれば安心という時代ではなくなったので、学歴に対する憧れはだんだん薄くなっています。

以前は「普通高校に行けなかった=失敗」という考え方だったのが、今は「別ルートに進んだ」と考えるようになってきました。高度成長期に比べて、人々はより実務的・現実的になったような気がします。社会にも人生にも、いろいろな波があります。ほどよく頑張りながら、自分に「ちょうどいい」暮らしを楽しむのがいいのではないでしょうか。

【使い方】

在AI技术驱动的生产力提升下,2026年市场可能迎来金发姑娘经济。

(AI技術による生産力の向上のもと、2026年の市場はゴルディロックス相場を迎えるかもしれない)

经济学家总在寻找‘金发姑娘经济’,但现实中很少见。

(経済学者は常にゴルディロックス相場を求めるが、現実にはめったにみられない)

就像童话里金发姑娘找到那碗粥,金发姑娘经济往往转瞬即逝。

(童話の中で金髪の女の子が見つけた“ちょうどいいお粥”のように、ゴルディロックス相場も長くは続かない)

担当:殷絮、鳴海美紀

02-23 10:25

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