



中国国家薬品監督管理局はこのほど、化粧品に関する初の強制国家基準を発表し、2028年1月1日から正式に施行する予定です。同時に、1987年に発表された『化粧品衛生基準』は廃止されます。
新基準は、近年継続的に更新されてきた化粧品の安全に関する技術要件を統合・整備し、国家基準として原料から製品に至る全プロセスに安全要件を設けています。また、化粧品への曝露経路、使用者、使用部位などのリスク評価結果に基づき、リスクに応じた管理を実施します。
説明によりますと、微生物の限度基準を国際基準に合わせています。重金属、メタノール、ジオキサン、アスベスト、ベンゼンなどの有害物質の限度量については主要国・地域の管理方法を参考にしており、一部の基準は国際水準を上回り、特に子供用化粧品の安全性を重視しています。
子供用化粧品とは、12歳以下の子供を対象とし、洗浄、保湿、肌をさらさらに保つ、日焼け止めなどの効果を持つ化粧品を指します。新基準では子供用化粧品の微生物指標が厳格化され、一般生菌数は製品1グラムまたは1ミリリットル当たり100個以下と、一般化粧品の10倍厳しい基準となっています。
中国香料香精化粧品工業協会の専門家によりますと、国際的なISO規格では同基準の対象を3歳以下の子供向け製品としているのに対し、中国の基準は12歳以下の子供に適用されており、保護範囲がより広く、要件もより厳格になっています。
中国はすでに世界最大の化粧品消費市場となっています。2025年の中国化粧品産業の市場規模は前年比2.8%増の1兆1000億元(約25兆9000億円)を突破しました。化粧品メーカーは1980年の70社余りから、2026年には6000社以上に増加しています。このうち、子供用化粧品の市場規模は約358億元(約8454億8000万円)で、2028年には450億元(約1兆600億円)を超えると予測されており、成長率は7.5%以上と、世界市場の平均成長率(4~5%)を上回っています。
新基準の発表は、化粧品の基準が「衛生基準」から「安全基準」へと引き上げられたことを示しており、消費者の安全をより確実に守るとともに、業界の質の高い発展を支えるものとみられます。
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