「湘西の最も美しい高速鉄道」張吉懐高速鉄道が開通

KANKAN

湖南省の張家界、吉首、懐化を結ぶ張吉懐高速鉄道は6日午前7時50分、最初の列車が張家界西駅から発車し、正式に開通しました。

張吉懐高速鉄道の開通によって、湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州に高速鉄道が通っていないという歴史は終わり、現地は全国の高速鉄道網に加わりました。これは中国中西部地域の発展の促進にとって重要な意義を持っているとされます。

この鉄道は、北は張家界西から、芙蓉鎮、古丈西、吉首東、鳳凰古城、麻陽西を経て、終点の懐化南に到着し、合わせて七つの駅があり、全長は245 キロメートルで、湘西地区の主要な町をカバーしています。湘西地区とは湖南西部地域のことで、辺ぴで交通が不便などの原因で従来から発展が相対的に進んでおらず、開発が遅れている村が集中しています。

張吉懐高速鉄道の開通によって現地では交通の所要時間が大幅に短縮されます。張家界から懐化へ行くにはこれまで最短でも3時間半かかりましたが、現在は1時間10分で到着します。湘西のオレンジ、茶葉、キウイなどの地場農産物は高速鉄道で運ばれ、同地域の農村振興が大いに加速されるものと期待されます。

統計によりますと、張吉懐高速鉄道は、橋とトンネルが280カ所あり、その長さが全体に占める割合は90%以上に達し、平地が占めた割合は10%にもなりません。全線の駅、トンネル、橋はほぼ全て山間部や崖の上、田畑に建てられ、「雲の上の高速鉄道」とも呼ばれています。

また、張吉懐高速鉄道は「黄金観光線」でもあり、人気の高い観光スポットの天門山、矮寨大橋、芙蓉鎮、鳳凰古城などを経由し、鉄道沿線の風景は絵のようにきれいで、「湘西の最も美しい高速鉄道」とたたえられています。(Mou、浅野)

2021-12-06

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