【CRI時評】中国経済は着実に回復、そのことを実際に示す数字とは

CGTN

中国は16日に11月の国民経済の推移について発表し、海外メディアは次々と前向きな評価を示した。国際世論は、中国経済の回復が中央経済活動会議の判断の正しさを裏付けたと考えている。ロレアル中国のジャン=ポール・アゴン最高経営責任者(CEO)は「世界経済が試練に直面しているにもかかわらず、中国人は中国経済に自信を持っている」と述べた。

11月に回復の勢いを維持した中国経済の中で、特に際立ったのはイノベーションによる駆動力だった。まず、新エネルギー車(EV)、産業用ロボット、集積回路などの科学技術製品の成長が急速だった。さらに、ハイテク産業への投資も比較的旺盛で、1-11月のハイテク製造業への投資は前年同期比8.2%、サービス業では同10.2%の増加となった。このことは、中国の科学技術革新が経済の質の高い発展を推進していることを示している。

消費の着実な伸びも重要なシグナルだ。1-11月の社会消費財小売総額は前年同期比3.5%増の44兆2700億元(約932兆円)となった。うち、ネット通販による小売売上高は7.4%増で、小売全体の成長率を著しく上回った。このことは、消費市場の回復が順調であり、消費の新たなモデルが急速に発展しており、来年の内需拡大に向けた基盤が固まったことを物語っている。

海外メディアはまた、11月の全国消費者物価指数(CPI)の前年同期比の上昇率が低下したことについて、気温の高さと生鮮食品価格の下落が影響したと注目している。食品とエネルギー関連を差し引いたコアCPIの上昇率はやや拡大し、市場の需給関係は引き続き改善した。食糧の豊作と供給の充実に伴い、CPIは今後さらに改善する見込みだ。

国際的な視点から見れば、中国の11月の経済成績は簡単に実現したものではない。世界経済の回復は鈍化し、国際的な環境は依然として複雑だからだ。しかし、中国経済は依然として強い粘りを見せ、着実に成長している。中国人民大学の王孝松教授は、中国経済が圧力に耐えられるのは安定した経済基盤と政策効果のおかげだと分析している。

中国と各国の安定した外交関係は、対外経済交流にとって良好な基盤を提供した。中国は「一帯一路」の質の高い発展を推進し、BRICS諸国との協力を深め、経済と貿易の「友達の輪」を拡大してきた。中央経済活動会議では「ハイレベルの対外開放の拡大」と「貿易の安定、外資の安定」を明確に打ち出し、国際的な信頼を一層強めた。

激動の時期において自信は特に重要な要素だ。中国経済の積極的なシグナルは、中国が5%前後の成長目標を実現できる自信を持ち続け、世界経済の成長エンジンとしての役割を引き続き発揮し、世界により多くのチャンスと恩恵をもたらすことを示している。(CRI論説員)

2024-12-18

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