【意味】
「东方美学=東洋の美学」は、西洋とは違う、東アジアの伝統文化をベースにした美意識のことです。哲学や芸術、生活様式などを取り入れた総合的なもので、最近の中国のファッションやメイクにも反映されています。
【関連背景】
最近、北京でビールフェスに行きましたが、そこでも天女のような衣装を着ている人がいました。あれが「漢服」で、漢民族の伝統的な衣装です。
中国というと体にフィットした「チャイナドレス」のイメージがありますが、漢服は薄手の生地で、袖もスカートも長くてふわっとしたデザインです。
チャイナドレスは中国では「旗袍」といって、清の時代、つまり満族の伝統衣装です。いま流行っている漢服は昔の漢民族の衣装です。秦の始皇帝が国を統一させる前から数千年にわたって伝えられた漢民族の服です。
「抖音(Douyin)」やレッドなどのSNSの投稿でも、漢服姿が多いです。花見をしたり、公園を散歩している様子などもたくさん投稿されています。再生回数が計100億回以上に達しています。
筆者は初めて日本留学した時に、街で着物姿で歩いている人を見て、その美しさにびっくりしました。夏祭りで、日本の友達と花火に行ったときにも、みんなかわいい浴衣を着て、羨ましかったです。当時の中国では、チャイナドレスは特別な時にだけ着るものだったので、中国の女の子たちも普段からチャイナドレスを着て出かければ、街の風景もきれいになるだろうと思いました。
中国でお嫁さんは挙式の時にはウェディングドレスを着ます。その後のレセプションでは赤いチャイナドレスに着替えるんです。普段の生活で着る人はあまりいません。
10年前に、ワンピースのように気軽に着れるチャイナドレスが流行しました。ストレッチ素材で動きやすいものや、化繊で値段も安くて、気軽に着られるものが一時期、人気になりました。
漢服はデパートで買うと試着ができるけど、ネットで買うよりかなり高くて、2、3000元はします。ネットは値段も質もピンキリで、50元で買えるものから20000元の高級なものまで、いろんなものがあります。ECのデータによると、消費者の73.5%は50元から400元のものを選んでいるそうです。レンタル衣装のお店では、漢服に合った伝統的なメイクもしてくれます。200元から300元程度なので、買うより便利です。2023年に145億元だった漢服の市場規模は、2027年には240億元になる見込みです。
【使い方】
去故宫开启东方美学之旅。
(故宮へ行って、東洋の美意識を巡る旅を始めよう)
用东方美学征服国际舞台。
(東洋美学で国際舞台を魅了する)
他的设计融合了现代风格与东方美学。
(彼のデザインには現代のスタイルと東洋の美意識が融合されている)
担当:殷絮、鳴海美紀
更多精彩内容请到 KANKAN 查看