【CRI時評】中国の科学技術革新は世界に新たな力を注ぎ込む

CRI

ここ数日、中国貴州省平塘県の天文村がことのほかにぎわっている。折しも中国の国慶節休暇に当たり、国内外の多くの観光客がこの村の「中国天眼」(世界最高感度の大口径電波望遠鏡FAST)の参観に訪れている。FASTは2016年9月の完工以来、世界がより遠くをより鮮明に見ることを可能にしただけでなく、人類の宇宙の神秘の探求や国際交流・協力に中国の知恵でより一層の貢献をしてきた。

「中国天眼」の成功は中国の科学技術革新の成功の一つの縮図だ。

過去75年間、科学技術革新は中国式現代化の革新的な原動力となっただけでなく、全世界の科学技術と工業インテリジェンスの発展を推進し、人類の進歩に目に見える形で貢献してきた。

特にこの十数年は、百年未曽有の変局の加速、世界の経済成長の鈍化、一部の国々による中国に対する科学技術面での封じ込めを背景として、中国は高いレベルの科学技術の自立自強を一貫して堅持し、新たな科学技術革命と産業変革がもたらす発展の機会を捉え、絶えず新たなブレークスルーを果たしてきた。この中で、新エネルギー産業は中国の新たな輝かしい代名詞となり、全世界の産業チェーンの供給を豊かにするだけでなく、経済社会のグリーンで低炭素な発展を推進し、世界の気候変動への対応とエネルギーのグリーン転換にも傑出した貢献を果たしている。

科学技術に国境は無い。中国の観点では、科学技術は開放協力と切り離せないものであり、これは中国の科学技術の進歩によって得た一つの重要な経験でもある。現在、中国は既に160余りの国や地域と科学技術協力関係を築いており、118の政府間科学技術協力協定を結んでいる。「蛟竜号」は科学観測への国外の科学者の参加を受け入れており、「嫦娥6号」は国際的なペイロードを搭載して月を探査し、宇宙ステーション「天宮」は外国の宇宙飛行士を受け入れると発表している。科学技術の開放と協力における中国の「友人の輪」はますます広がり、世界が科学技術の分野で共同の発展を追い求め、成果を分かち合うことを促進している。

国連宇宙部のホラ・マイニ部長は、「『嫦娥6号』が各国のペイロードを搭載したことは国際協力の精神を十分に現わしており、中国の宇宙飛行が宇宙の探査と科学研究により大きな貢献をすることを期待する」と語っている。ドイツのフォルクスワーゲン・グループは、中国との研究開発資源協力を通じて、自社の一部のプロジェクトのコストを40%削減し、研究開発の周期を30%短縮できると語っている。

ほかにも、中国は全世界の科学技術ルールの制定、検討課題の設定、ガバナンス改革および公衆衛生、クリーンエネルギーなどの世界的なイノベーションガバナンス問題にも積極的に参画している。現在、中国は既に200以上の国際機関と多国間メカニズムに加入しており、国際熱核融合実験炉(ITER)、国際深海科学掘削計画(IODP)、スクエア・キロメートル・アレイ電波望遠鏡など60以上の国際的な科学計画やプロジェクトに深く関わっている。中国はほかにも「国際科学技術協力イニシアチブ」を打ち出し、各方面と共同で互恵ウィンウィンの世界的な科学技術革新協力の新たなモデルを模索していくことに尽力している。

現在、中国はまさに中国式現代化による強国建設と民族復興を全面的に推進している。今後、中国がより多くの革新的なブレークスルーを果たし、より多くの「ビッグプロジェクト」を立ち上げ、中国式現代化により科学技術による効果的なサポートを提供して、世界の科学技術革新と人類の進歩のために中国の力でより多く貢献していくことが期待される。(CRI論説員)

10-03 16:11

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