【CRI時評】チャンカイ港:「新時代のインカの古道」の出発点

CRI

「チャンカイから上海へ。われわれが目撃しているのは、「一帯一路」イニシアチブがペルーに根付いて咲かせた花というだけでなく、新時代のアジアと中南米をつなぐ新たな陸海回廊の誕生でもある」現地時間11月14日の夜、中国の習近平国家主席はペルーのボルアルテ大統領と共に、リマの大統領府からリモート方式でチャンカイ港の開港セレモニーに出席した。習主席は、現在のチャンカイ港は「新時代のインカの古道」の出発点になりつつあると述べた。

習主席がペルーを公式訪問するのは今回が3回目で、ボルアルテ大統領との会談はこの1年で3回目となる。両国の首脳が共同で開港セレモニーに出席したことは、今回の訪問の一大ハイライトであり、時とともに強まる両国人民の友情の証でもある。

チャンカイ港の開港のみならず、習主席の今回の訪問中、両国元首は共同で、「一帯一路」共同建設の協力計画、自由貿易協定のアップグレード議定書などの重要協力文書の調印に立ち会った。双方は全面的な戦略パートナーシップを深化させる計画についての共同声明を発表した。ボルアルテ大統領は、習主席の今回の訪問が両国関係における重要な節目となることは間違いなく、ペルーと中国の全面的な戦略パートナーシップの新たな一章を開き、両国人民がより永続的で豊かな未来を共同で築き共有することを可能にするだろうと述べた。この評価の深い意味は、世界的な文脈でより良く理解することができる。

現在、世界は百年の変局が加速しており、グローバルガバナンスシステムは大きく変わりつつある。中国は中国式現代化建設を精力的に進めており、ペルーも一連の発展計画を策定して、エネルギー転換や産業の高度化を推進している。双方には課題に挑戦し、共に発展したいという願いがあり、どちらも多国間主義を唱え、保護主義に反対している。より広い観点から見れば、中国とペルーはいずれも環太平洋の重要な新興市場国であり「グローバルサウス」の重要なメンバーであって、実務協力の質を高め、レベルアップを図ることは発展途上国の共通のの利益に合致している。

習主席の今回の訪問は実り豊かな成果を収め、中国とペルー両国の伝統的な友情を深め、互恵協力の空間を切り開き、両国関係に新時代における意味合いを付与し、中国と中南米協力および「グローバルサウス」の発展新興に新たな原動力を注入した。(CRI論説員)

11-16 18:15

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