「中国の提案はわれわれドイツのビジネス界と密接に関連しており、われわれは特に貿易障壁に反対する中国の主張を支持している。現在、中国で事業展開するドイツ企業の圧倒的多数は依然として中国の発展に力を入れており、多くは研究開発分野の現地投資を増やす計画だ」。20日から24日までスイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)2025年年次総会(ダボスフォーラム)で、中国が行った提案について、中国ドイツ商会(商工会議所)華北・東北地区エグゼクティブディレクターのオリバー・オームズ氏はこのような見方を示した。
世界経済問題を議論する重要なプラットフォームとしてのダボスは「世界経済の風向計」と呼ばれている。現在、世界の「百年変局(100年間なかった大きな局面の変化)」は加速度的に進み、特に人工知能(AI)、量子コンピューターなどの新技術が急速に発展しているが、同時に関税戦争、貿易戦争の暗雲が立ち込めている。こうしたなかで、今回の年次総会は「インテリジェント時代における連携」をテーマとし、非常に大きな現実的意義がある。人々も再び中国に目を向け、この世界第二の経済大国がインテリジェント時代における連携を促進するために、どのような「思想の火花」を散らすかに注目している。
ダボスフォーラムで中国はまた、質の高い発展を着実に推進し、経済・社会発展の全面的なグリーンモデルとランスフォーメーション(GX)を急ぎ、対外開放を絶えず拡大し、より多くの外国企業が中国で投資し、ビジネスを起こし、中国のチャンスを共有するなかで事業をより良く展開することを歓迎するとはっきりと表明した。この点は、中国で事業展開する外資系企業が特に深く感じている。
インテリジェント時代における連携について語る場合、イノベーションという言葉が欠かせない。現在、AI、バイオテクノロジー、グリーンエネルギーなどに代表される技術ブレークスルーは、新サーキット(新たな競争分野)・新業態を生み出している。中国は新たな質の生産力における発展の加速化によって、世界の科学技術革命、グリーン発展の最前線を歩み、各国とも「ボーナス(メリット)」を分かち合っている。
WEFは14日、17社のイノベーション型製造企業がグローバル・ライトハウス・ネットワークに加入し、うち8社の企業または工場が中国にあると発表した。これは中国が生産効率、サプライチェーンの強靭(じん)性、持続可能なイノベーションなどの面で世界一流レベルに達したことを意味する。中国の公式データによると、2024年に中国に新たに設立された外商投資企業は前年同期比9.9%増の5万9080社で、ドイツやシンガポールなど一部の先進国の対中投資は持続的に増加している。最近、多くの国際組織と機関が次々と中国の経済成長の見通しを上方修正している。これらはいずれも世界各界の中国経済発展の見通しへの自信を体現している。(CRI論説員)
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