【キーワード・チャイナ】她经济(tā jīng jì)ウィメンズ・エコノミー、女性経済

キーワードチャイナ(ラジオ)

【意味】

她经济は女性にまつわる消費活動、経済現象を指す言葉です。她经济は、主に20歳から60歳までの仕事をしている女性たちを対象としています。ウィメンズ・エコノミーは女性消費のパワーと女性の社会における役目の変化を映し出す、重要な経済現象です。

中国では全国的に専業主婦の家庭は26%、米国では31%、日本では36%です。ほとんどの女性が職業を持っています。中国では経済的に自立した女性が、自分のためにものを買ったりすることによって、ウィメンズ・エコノミーは大きく発展してきました。

しかし、男女の収入には差があります。2024年のデータでは、男女収入の比率は1対0.82で、特に農村部では女性の収入は男性の68%しかありません。それでも、今は女性が独立した人格として、購買の決定権を持ち、自分のためにお金を使うようになっていています。

コスメの分野では、今年9月に発表されたデータによると、中国大陸の香水市場では年平均成長率が8%で、2028年の市場規模は339億元(約7163億円)に達する見込みだそうです。ウィメンズ・エコノミーの規模は、年間10兆元(約211兆円)になっています。

今はウィメンズ・読書、ウィメンズ・スポーツなども消費分野の発展をけん引しています。

【関連背景】

日本では2009年に「ウーマン・エコノミー―世界の消費は女性が支配する」という翻訳本が出ていました。她经济という言葉は2007年に教育部に新しい単語として認められました。その範囲は、洋服・アクセサリー、コスメはもちろん、教育、母子用品、ヘルシー関連などの分野に及んでいます。

【使い方】

她经济”火热 “悦他”不如“悦己”‌。

(ウィメンズ・エコノミーがブームだ。男性を喜ばせるより、自分を喜ばせることの方が大切だ)

“她经济”消费更自主。

(ウィメンズ・エコノミーの消費は、より一層自分で決める自由がある)

她经济不仅改变了消费市场格局,更重塑了女性对自我价值的认知。

(ウィメンズ・エコノミーは消費市場の仕組みを変えただけでなく、女性の自分自身の価値に対する認識を再構築した)

担当:殷絮、鳴海美紀

11-03 15:05

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