ロ外交官「日本は放射能汚染水の海洋放出計画について国際社会と協議すべき」

KANKAN

国際原子力機関(IAEA)は7日、オーストリアの首都ウィーンで理事会を開きました。日本の福島第一原発で発生する放射能汚染水の海洋放出問題について、ロシアのウィーン駐在国連次席大使のウスチノフ氏は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に対し、「IAEAの多くの加盟国は日本による放射能汚染水の海洋放出に関心を抱き、日本はこの問題で透明性に欠けていると考えている。海洋放出計画を強引に進めることが世界の生態系に影響を及ぼすことを懸念している」と述べました。その上で、「私たちは隣国であり、この地域の一部でもあるため、すべてが透明で、科学的な根拠に基づいて行われることを望んでいる」と強調しました。

ウスチノフ氏はさらに、「IAEAの技術作業部会が日本で行った評価は、日本の海洋放出決定の裏付けにはならない。日本は近隣諸国と協議を行うと同時に、国内で議論を展開すべきであり、放射能汚染水の放出を急ぐべきではない。日本が選んだ処理方法は、汚染水の中に含まれている危険度の高い放射性核種を除去するのに効果的なのか、これについてはっきりとさせる必要がある。現時点で、日本は放出計画を十分に協議しないまま、何としても強引に進めようとしている。多くの近隣諸国の政府は、日本と協議する意向があり、日本がやり方を変えることを期待している」と話しました。(Yan、柳川)

2023-06-08

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