【CRI時評】大活況の輸入博で外資は新たなエネルギーを得る

CGTN

会場ではボクシングをする人型ロボットが大勢の来場者を引き付け、医療展示エリアでは最先端の介護技術が披露され、垂直離着陸可能な「空中のハイヤー」が「空飛ぶタクシーを拾う」という未来を夢ではなくしている。筆者は上海で開催中の第8回中国国際輸入博覧会で、科学技術が溶け込んだ生活の巨大な魅力をしみじみと感じた。

世界最先端の要素が集まる場所として、輸入博は、世界の新製品と新サービスに即時のフィードバックを提供し、商業化実現への「直通車」を開設し、開放とイノベーションを後押しする「アクセル」となっている。米ハーバライフの中国担当プレジデント、ステラ・ツァイ氏によると、過去の輸入博で3回連続で展示したスポーツ栄養士シリーズ製品は2021年に中国で発売にこぎつけ、現地生産も実現し、輸入博の波及効果を証明した。

中国の超大規模市場に軸足を置く外国企業は輸入博を通じて長久的な発展の原動力も見出している。特に近年、中国では新興産業が急速に発展し、ライフサイエンスや人工知能(AI)などの業界で新たなブレークスルーが続き、外国企業に広大な発展の見通しをもたらしている。

中国の豊富な応用場面も外国企業のイノベーションを勢いづかせている。中国はすでに世界最大の場面化イノベーション・エコシステムを形成している。消費側から見ると、中国市場のサンプルの多さ、速度の速さ、要求の高さは、外国企業が十分な競争力を生み出すことを可能にしている。

中国の発展と歩調を合わせ、外国企業も「質の高い発展」の曲線を描き出している。外国企業はかつて、中国のコスト優位性を頼みとして競争力と利益を得てきたが、今では中国の整った産業付帯能力とイノベーションによる「配当」の助けを借りて長期的に発展している。PwCの3月の調査報告書によると、多国籍企業の6割近くが、中国のイノベーション・エコシステムが自社の国際競争力強化に大きな役割を果たしていると考えており、半数の企業がこの戦略的重要性がさらに高まると予想している。

「中国市場はわれわれにとって核心的で戦略的な市場となっている。今後数年間で中国事業は倍増すると予想しており、中国での経験を世界に広めていく」。米タペストリー・インターナショナルの最高事業成長責任者(CGO)兼プレジデント、サンディープ・セス氏のこの言葉は、多くの外国企業の心の声だ。輸入博の一つ一つの新製品が、より良い生活への憧れを背負っているだけでなく、外国企業と中国の双方向の往来の証しでもある。多くの外国企業の経営幹部が述べているように「われわれは引き続き中国に根を張り、順境であれ逆境であれ、ここにいることを望む」。(CRI論説員)

11-09 14:45

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