【キーワード・チャイナ】茉莉花香拿铁(mò lì huā xiāng ná tiě)ジャスミンラテ

キーワードチャイナ(ラジオ)

【意味】

午後の仕事中に、1杯のコーヒーをデリバリーすることは、中国の会社員のささやかな幸せです。ジャスミンラテ、バターラテ、チーズラテ、米とミルク入りラテ、小豆ラテ、ココナツラテ、レモンアメリカン、乳酸菌アメリカン、ユズアメリカンなど、たくさんの種類があって、さらに季節限定のフレーバーもあるので、飽きることがありません。

【関連背景】

ジャスミンラテは、中国らしい逸品です。中国は本当にいろんなアレンジコーヒーがあるので、ブラック派なんでも、ときどき試しています。ココナツコーヒーを飲んでみたら、ココナツウォーターとコーヒーの相性が抜群で、一時期はまる人も少なくありません。

ヤシの実に入っているのは、見た目もかわいいですよね!以前、この番組で紹介したライチコーヒーは映画作品とのコラボで夏限定の商品でした。中国人の好みや、その時の流行を取り入れて、どんどん新商品が開発されています。

2000年頃は北京でコーヒーを飲めるところなんて、ほんの数軒しかなくて、蘭州ラーメンの値段が4~5元だったのに、当時、北京にオープンしたばかりのスタバのラテは20元くらいだったと思います。

1980年代は中国人にとって、コーヒーは高級ホテルしか飲めない贅沢なものでした。まだその味に慣れていなかった中国人にとって、コーヒーは苦くて渋いというイメージで、漢方の風邪薬みたいな味だと言われていました。

1990年代になると、ネスレが作ったコーヒー、ミルク、砂糖が一つになったインスタントコーヒーが裕福な人たちで大人気になり、だんだんと中国人の生活に溶け込んでいきました。2017年に創業した中国のコーヒーチェーン最大手の瑞幸珈琲ラッキンコーヒーは、2025年の9月の段階で2万9000店舗を超えています。

上海はおしゃれなお店が多くていいですよね〜。2024のカフェの店舗数は9000軒以上で、「世界最多のカフェ都市」とも言われています。

米国農業部門のデータによると、2010年以降、中国のコーヒー消費量は年平均で15%以上の成長を続けていて、2024年のコーヒー産業の規模は3000億元(6.6兆円)を突破しました。

中国は消費量も増えているけど、生産量もどんどん増えています。とくに雲南産のコーヒーは品質も良く、これからコーヒーの一大産地になっていくことが期待されています。

【使い方】

茉莉花香拿铁将东方茉莉的淡雅与西方拿铁的绵密结合。

(ジャスミンラテは東方のジャスミンの上品で洗練された香りと西洋のラテの濃厚な口当たりが融合している)

茉莉花香拿铁简直像把春天装进了杯子里。

(ジャスミンラテはまるで春をカップに閉じ込めたかのようだ)

生活有时像一杯茉莉花香拿铁,苦涩的咖啡基底中藏着意外的芬芳。

(生活は時にジャスミンラテのようだ。苦くて渋いコーヒーのベースの中に、思いがけない香りが隠されている)

担当:殷絮、鳴海美紀

12-15 21:25

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