【意味】
冷蔵庫のマグネットから中国の社会や経済を見てわかることができます。他の番組でも冷蔵庫用マグネットを取り上げたことがありますが、中国の人はマグネットが大好きです。市場規模もかなり大きいと聞いて驚きました。
【関連背景】
中国国家博物館オリジナルのマグネットがすごく人気で、去年の「ダブル11」では数秒で1万個売れたといった話がありました。「鳳冠マグネット」で、国家博物館所蔵の明の時代の皇后が使用した冠をモデルにしたものです。実物は国家級文物で、海外持ち出し禁止。マグネットもとても凝ったデザインです。AR機能搭載のものもあります。去年の夏に発売されてから大人気になって、激しい争奪戦になりました。今年の7月、発売から1周年の日には、なんと販売数が200万点を超えたそうです。淘宝の博物館公式ショップを見ると、60元くらいのものもあるし、高いものだと258元というのも出ています。
ある調査によると2020年の中国の冷蔵庫マグネット市場規模は約360億元(7200億円)で、毎年10%程度の伸びを見込んでいました。そうすると、2025年には580億元で1兆円規模の産業になります。
マグネットは、その時代の流行や技術、家の文化や家族の趣味などが微妙に反映されています。中国では80年代後半から冷蔵庫が普及し始めて、マグネットはその後、90年代から流行り始めました。
旅行のお土産として、現地の面白いマグネットを買って帰る人が多いです。マラソンをする人は地方大会に参加して、記念品のマグネットをもらって、冷蔵庫にいっぱい貼っている人もます。
小さくて単価も高く、思い出にもなる冷蔵庫マグネットの人気はこれからも続いていくでしょう。
【使い方】
旅行带回来的特色冰箱贴,如今成了冰箱上的微型世界地图。
(旅行から持ち帰った各地の特色あるマグネットは、冷蔵庫に貼られたミニチュア世界地図になった)
女儿手绘的‘妈妈加油’冰箱贴,是我每天打开冰箱时最温暖的动力。
(娘が手書きした「ママ、頑張れ」のマグネットは、毎日冷蔵庫を開けるたびに心を温めてくれる私の原動力です)
一座城市的特色冰箱贴比明信片更诚实,游客带走的是磁铁,留下的是对烟火气的眷恋。
(旅行先の冷蔵庫マグネットはポストカードよりもその街の姿を伝えてくれる。観光客はマグネットを持ち帰るが、心の中にはその土地の暮らしのぬくもりへの愛着が残っている)
担当:殷絮、鳴海美紀
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