Panda杯全日本青年作文コンクール2022が表彰式、応募作品701件

KANKAN

「わたしと中国」をテーマとする、16~35歳の日本人を対象にした作文コンクール「Panda杯 全日本青年作文コンクール2022」(以下:Panda杯)のオンライン表彰式が23日に行われました。主催は中国外文局アジア太平洋広報センター、中華人民共和国駐日本国大使館、日本科学協会。9回目の実施となる今回は、過去最多の701件の応募があり、審査の結果、優秀賞10人、入賞10人、佳作35人、団体賞3校が選ばれました。

表彰式北京会場の様子

表彰式では、中国外文局の杜占元局長が、「友好往来の本音を表れており、両国民の率直な交流を深める内容になっている」と応募作を高く評価し、「中日友好事業が末永く続くよう、今後も青年交流を通して、理解と信頼の種を蒔いて、根づかせていく」と開催に込めた思いを述べました。

孔鉉佑中国駐日本大使はビデオメッセージで、感染症により対面交流が減った中でも記録的な応募数に達したことに触れ、「中日青年の交流への願いが切実で、民間友好の原動力が強く、いかなる困難にも阻まれないことが十分にうかがえる」と話しました。

東日本国際大学の西園寺一晃客員教授は審査員代表として講評を行い、応募作について「相互依存関係にある中日間で、なぜ相互理解が進まないのかという問題意識が多く反映されている」と評価し、応募者に対して「日中関係や、アジアと世界の平和を考え続け、日中友好の懸け橋としての役割を果たしてほしい」と期待を寄せました。

表彰式のオンライン画面

「山川異域 風月同天」の題で優秀賞を受賞した山口翔太郎さんは、「先入観や色眼鏡にとらわれず、相手の国や人を知ることが大きな一歩」と話し、「日中友好を次の世代へ繋げていけるよう、今後もできることを精一杯頑張っていきたい」と意気込みを語りました。また、「私の中にありつづける中国」という題で佳作に選ばれた太田実来さんは、「祖父母が残してくれた『友好の証』から感じることを伝え、残していきたい」と胸の内を明かしました。

表彰式北京会場の記念撮影

「Panda杯 全日本青年作文コンクール」は日本財団や企業界の特別協賛を得て、2014年から毎年実施されています。9回の開催により、応募作品は累計4200件を超え、受賞して中国訪問に招待された日本の青年は約120人に上っています。2019年には受賞者からの書簡に習近平国家主席が返信をしており、中日の青年交流に果たす役割が高く注目されています。また、応募者を対象にした「青年交流アンケート」も2020年から実施されるようになり、新しい形の交流の模索も行われています。

(記事:王小燕、校正:梅田謙、写真提供:写真提供:中国外文局アジア太平洋広報センター)

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