【CRI時評】中国とタジキスタンの新たな展望を切り開く新たな位置付け

CRI

中国の習近平国家主席は4日から6日までの日程でタジキスタンを公式訪問した。両国は新時代の全面的な戦略的協力パートナーシップの構築を宣言し、より高い起点の上に中国・タジキスタン運命共同体を構築するための新たな計画を策定した。

善隣友好から戦略パートナーシップへ。全面的な戦略パートナーシップから新時代の全面的な戦略的協力パートナーシップへ。中国・タジキスタン関係は「歴史的な飛躍」を遂げ続けてきた。両国首脳の指導の下で、各分野における協力は成果を積み重ねてきた。実務協力を絶えず深化させ、両国の人々に現実的な幸福をもたらしてきた。

中国とタジキスタンは今、共に国家の発展と振興における重要な段階にある。中国は中国式現代化建設を精力的に推進し、タジキスタンも「2030年までの国家発展戦略」の実現に努めている。今回の二国間関係の引き上げは、両国の発展の需要に符合し、双方の共通の訴求を反映するもので、まさに時流に即し、「水到りて渠成る」と言える。

政治的相互信頼が両国関係の基盤だ。双方が発表した共同声明の中で、タジキスタン側は、一つの中国の原則を揺らぐことなく順守することを改めて表明した。中国側は、タジキスタンの独立、主権、領土保全をこれまでと同じように断固支持すると表明した。習主席は「国際情勢がどのように変化しようとも、中国は永遠にタジキスタンにとって信頼できる友人であり、頼れるパートナーであり隔てなく親密な兄弟でもある」と述べた。友人、パートナー、兄弟という三つの位置付けは、中国・タジキスタン関係が確固たることをはっきりと示している。

実務協力が中国・タジキスタン関係を強固にする物質的基盤だ。中国側は今回、タジキスタンの良質な製品の輸入を拡大し、コネクティビティ協力を深化させ、鉱物資源分野での協力を深め、農業協力レベルを引き上げ、新エネルギーやデジタル経済、人工知能(AI)、電子商取引など新たな質の生産力の協力の成長点を育てることを提唱した。これらの具体的な計画は、タジキスタンの「2030年までの国家発展戦略」におけるエネルギー、交通、食糧、雇用の四大戦略に対応するもので、両国の発展戦略の深い結び付きを体現している。

世界で「百年の変局」が加速する中、国際社会による団結と協力の強化の重要性が一層顕在化している。中国とタジキスタンは、対テロ協力を強化し、両国国境の安全と地域の安全・安定を守り、多国間メカニズムでの意思疎通と協力を強化していくと表明した。世界の平和と発展の事業に「中国とタジキスタンの力」を捧げていく。(CRI論説員)

07-07 16:15

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