王毅外交部長はアフリカ訪問を終え帰国途中の現地時間10日、モルディブを経由し、同国のムイズ大統領と会見しました。

ムイズ大統領は、「モルディブと中国は常に互いを理解し、誠実に接している。双方は緊密なハイレベルの交流を保っており、協力は実り多い成果を上げている。中国がモルディブへの観光客数第1位の国になったことをうれしく思っている。モルディブは永遠に中国の最も親密なパートナーであり、伝統的な友情を絶えず強固なものとし、さまざまな分野で緊密に協力し、両国関係がより大きく発展していくよう推進したい。モルディブは中国が世界の平和と安定を守るために示した指導力を賞賛し、国際・地域問題における中国との協力を強化し、共に国際的な公平と正義を守っていきたい」と述べました。

王外交部長は、「中国はムイズ大統領とモルディブ政府が断固たる対中友好政策を貫き、一つの中国の原則を断固として厳守していることを賞賛する。中国はこれまで通り、モルディブが国家の独立主権を守り、自国の国情に沿った発展の道を積極的に模索することを支持する。現在、国際情勢は複雑で混乱しているが、中国は動揺する世界の中で最も重要な安定の力である。われわれはモルディブを含む世界各国と共に、習近平国家主席が提唱した三つのグローバルイニシアチブをしっかりと実行し、公正かつ合理的なグローバルガバナンス体系の構築を推進し、人類運命共同体を構築していきたい」と述べました。（りよう、坂下）