【意味】
「情绪消费/エモ消費」は、エモーショナルな消費、感情的価値を重視する新しい消費トレンドです。機能や価格よりも、心が動くことや共感が得られることが消費のポイントになっています。
【関連背景】
昔の中国では、よく「实惠」という言葉を聞きました。実用的で値段も安いものが「いいもの」で、いわゆる「腹の足しにもならないようなもの」なんて、売ってもいなかった気がします。エモ消費の言葉を聞いて、本当に時代が変わったと思いました。
日本の「エモい」とは違って、「落ち込んでいる」とか「憂鬱」といった、ちょっとネガティブな表現です。「情绪消费」のエモは、「うれしくなる」「ワクワクする」「懐かしい」といった、いい気分になるようなものです。
アロマキャンドル、睡眠改善用品、ストレス解消効果のあるおもちゃ、アートトイなど去年の販売額は前年より50%増えて、SNSの投稿も400倍以上になっているようです。
アートトイメーカーPOP MART(ポップマート)が出している「ラブブ(Labubu)」のキャラクターグッズは世界的な大ヒットになっています。世界の歌姫・リアーナやK-POPグループBLACKPINKのリサ、アメリカの実業家キム・カーダシアンなど多くの有名人がラブブのグッズを愛用していて、サッカーのデビッド・ベッカムも愛娘からもらったラブブをSNSで披露していました。
大人気のタピオカミルクティーもその一つです。生活必需品でもないし、栄養がある食べ物でもないけど、飲むと気持ちが上がるということで、「快楽水」とも呼ばれています。
インスタントカメラは多くのZ世代のエモ消費の典型です。写真を撮りたければ、スマホで十分です。でも、昔風のカメラを持つことや、写真が出てきて、友達とシェアする瞬間が、最高にエモいんです。
【使い方】
情绪消费的快乐,懂的都懂!
(エモ消費の楽しさは、わかる人にはわかるものだ)
情绪消费时代,我们购买的不是产品,是睡前30分钟的自我疗愈。
(エモ消費の時代、私たちは単なる製品ではなく、寝る前30分の癒しを買う)
情绪消费正在成为年轻一代的消费新主张。
(エモ消費は若い世代の新たな消費スタイルになりつつある)
担当:殷絮、鳴海美紀
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