2025中国ネット文学フォーラム開催 ネット文学が文化産業の重要なエンジンに

CGTN

2025中国ネット文学フォーラムが11月9日から12日にかけて、中国南部に位置する福建省泉州市で開催されました。「大時代、大視野、大文学」をテーマとするこのフォーラムには、ネット文学作家、プラットフォームの代表者、業界関係者が参加し、ネット文学の主流化、高度化、産業化、国際化の道について話し合われました。

2024年末時点で、中国のネット文学ユーザーは5億7500万人に達し、ネットユーザー全体の51.9%を占め、国民的な特徴を持つ文学様式となりました。新たな大衆文芸の重要な表現形態として、「大文学観」の視野からネット文学をいかに認識するかについて、専門家は「ネット文学の創作は、優れた芸術の質感と生き生きとした生活の質感を追求し、後世にまで名を残す名作を目指し、革新的発展を推進すべきだ」と述べました。一方、ネット文学は「IP(知的財産)母体」として、文化産業へのけん引効果がますます際立ってきました。産業発展を駆動する重要なエンジンとなり、映画・テレビ、アニメ、ゲームなどと共に、豊かで多様なデジタルコンテンツのエコシステムを構築しています。

注目すべきは、「小説-ショートドラマ」の連動モデルが、ネット文学のユーザー層を拡大し、産業融合の倍増効果をもたらしたことです。例えば、中国改革開放初期の市民生活に焦点を当てたショートドラマ『家裏家外』の再生数は、10億回を突破しました。

中国の晋江文学城は海外に5000部以上の作品を輸出し、20以上の国と地域をカバーし、海外読者の好みを正確に調査研究することで、ターゲットを絞った効果的なプロモーションを実現しています。

北京大学中文学部の邵燕君教授は、「中国のネット文学は、ショートドラマなどの新たな形態を通じて世界に広く普及し、読書のあり方を変えつつある」と指摘します。さらに「中国のネット文学が国際競争で優位性を保ち続けるには、創造性というオリジナリティーの土壌を守り、中国のことを世界に発信し続ける必要がある」と述べました。(非、榊原)

11-14 14:56

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