BOSCH新エネ自動車部品製造など第8陣中国の大型外資プロジェクトが発表

CGTN

サノフィ北京の既存工場

中国国家発展改革委員会はこのほど、中国の第8陣大型外資プロジェクトを発表しました。これらの外資プロジェクトは、中国の貿易をけん引し、産業のモデルチェンジとグレードアップを促進する上で積極的な役割を果たすとみられています。

第8陣大型外資プロジェクトには、福建省漳州市にある同省とサウジアラビアの協力による古雷エチレンプロジェクト第2期、独BOSCH (ボッシュ)の100%子会社、蘇州ボッシュ新エネルギー自動車の核心部品製造拠点、安徽省合肥市にある独フォルクスワーゲングループと安徽江淮汽車集団の合弁会社、合肥フォルクスワーゲン研究開発センターなど15のプロジェクトが含まれています。国家発展改革委員会外資司の責任者は、今回発表された大型外資プロジェクトの数は過去最多で、計画投資額は計330億ドルに達すると述べました。

同外資司の華中副司長は、「化学工業、自動車、機械などの伝統的な製造業だけでなく、研究開発センターなどのサービス業も含み、プロジェクトで使用される技術も新しい。新エネルギー産業プロジェクトのほか、応用デジタル・インテリジェント技術、グリーン技術も含み、ハイエンド化、インテリジェント化、グリーン化の特徴が際立っている」と紹介しました。

地域別で見ると、これらの大型外資プロジェクトは北京、江蘇、山東、福建、浙江、安徽、広西、四川、海南、内蒙古などに分布し、国内の東部・中部・西部地域をカバーしています。

北京南部の経済開発区にあるフランスのヘルスケア関連多国籍企業のサノフィ北京生産工場は、30年近くの発展を経て、アジア太平洋地域最大のインスリン注射剤の生産拠点となっています。第8陣大型外資プロジェクトの一つである北京サノフィバイオ製剤原料薬プロジェクトは、敷地面積が8ヘクタール、投資額は10億ユーロ近くになっています。

サノフィ北京の責任者は記者に対し、「新しい生産拠点は、既存工場に原料薬を提供し、稼働後は原料薬から完成品までの全産業チェーンの生産を実現できる。また、グローバルな製薬会社が中国に生物製剤原料薬の生産拠点を配置するのも初めてだ。新しいプロジェクトでは、世界有数のバイオ製剤技術をサノフィ・フランクフルト工場から導入する計画がある」と紹介しました。(任春生、榊原)

01-23 15:20

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