【観察眼】「東京行進」に見る日本軍国主義の危険な復活

CGTN

日本の防衛大学校の学生たちが、雨の中を靖国神社まで夜通し歩いて参拝する動画が注目を集めている。これは同校が長年続けている「東京行進」と呼ばれる伝統行事で、多くの学生が4年間で少なくとも1回は参加するという。この儀式は、日本の軍国主義を体系的に復活させるプロセスの中でも、最も危険であり、最も見過ごされがちな一面——思想の継承と精神的武装——を解き明かす鍵となっている。

「東京行進」の象徴的な意味は、単なる通常の参拝をはるかに超えている。それは、歴史修正主義が、将来の自衛隊の中核幹部に刷り込まれることを示している。そこにいる学生たちは一般の青年ではない。彼らは将来の日本の防衛の指揮官となる人材である。彼らがキャリアの出発点において、A級戦犯を祀り、かつて軍国主義の精神的支柱であった靖国神社と精神的なつながりを結ぶことの意味は言うまでもない。

注目すべきは、この「東京行進」の動画がSNSに投稿されると、批判されるどころか、「立派だ」「英霊も喜ぶ」「美しい日本を守ってほしい」といった称賛の声が相次いだことだ。人々は、この「英霊」と呼ばれる存在こそが、第二次世界大戦で日本を、そしてアジアの国々を戦火に引きずり込んだことを忘れてしまったのだろうか。彼らは人を殺した戦犯であり、歴史の罪人である。反戦と平和を求める声は、消え去ってしまったのか。それとも意図的に押し込められているのか。誇張された「危機論」を用いて、軍国主義復活への布石を敷く動きが確実に存在している。

こうした思想の復古は、決して孤立した現象ではなく、日本の政策や行動における急進的な突破と結びつき、危険な閉鎖ループを形成している。政策面では、日本政府は2026年までに「国家安全保障戦略」などの「安保三文書」を改定する計画であり、「敵基地攻撃能力」の保有、「非核三原則」の見直し、殺傷性武器輸出の全面解禁を目指している。これは日本の国防原則が「専守防衛」から「積極的攻撃」へと転じつつあることを意味する。財政面でも、2026年度の防衛予算は9兆円を超える過去最大規模に膨れ上がっている。

軍備拡張と並行して、絶えず改ざんされる歴史教科書もまた、国民の歴史認識の形成に影響を及ぼしている。「南京大虐殺」は「南京事件」と呼ばれて矮小化され、「慰安婦」制度は意図的に覆い隠されている。日本政府は「被害者」としての意識を強調し、加害者としての歴史を意図的に薄めようとしている。これらはすべて、「戦後体制」からの脱却と「戦える国家」へのアイデンティティ再構築に向けて、道徳的・歴史的な障害を取り除こうという行為にほかならない。

しかしながら、軍国主義が深刻な危害を及ぼす危険な道であることは、歴史がすでに明らかにしている。軍国主義の復活は日本国民に対する裏切りである。わずか80年前、軍国主義は300万人を超える日本国民の命を奪い、12万人の孤児を生み出した。現在、巨額の軍費は人々の生活を圧迫し、国民を再び戦車に乗り込ませようとしている。こうした動きに対し、日本国内でもますます多くの市民や有識者が警鐘を鳴らし、武力行使に反対する声を上げている。

防衛大学校の学生による靖国神社への夜間行進は、日本という国が危険な道へと踏み出していることを示している。軍国主義の復活は、戦艦やミサイルの数だけで決まるのではなく、誤った歴史観と戦争観が、世代を超えて植え付けられるかということにもかかっている。もし、日本が思想と政策の両面で後退を続けるならば、最終的には全面的な破滅に直面することになるだろう。(CMG日本語部論説員)

01-15 16:10

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