中国の大卒就職市場、製造業など工学系が台頭 産業構造の変化で技術人材の需要急増

CGTN

中国の大学入学統一試験「高考」が6月に実施されました。これに関連し、高等教育管理データ・教育コンサルティング機関の麦可思研究はこのほど、『2026年中国大卒者就職動向レポート』を発表しました。2021年から2025年の卒業生を対象とした追跡調査によりますと、中国の大学における高収入の専攻に変化が生じています。製造業をはじめとする工学系の専攻が、就職率、給与、就職満足度の総合評価で上位を占めており、現在の産業構造の調整と人材ニーズの変化を反映しています。

今年の総合評価が高かった専攻には、電気工学・自動化、マイクロエレクトロニクス科学・工学、エネルギー・動力工学などが含まれ、その大半が工学系でした。卒業生はエネルギー・電力、集積回路、スマート製造、新エネルギー車(NEV)などの業界に就職し、電気、電子、機械、集積回路などの技術職に就いています。

これらの専攻は、比較的高収入の専攻として、ランキングでの順位と割合が共に上昇しています。過去に就職市場であまり目立たなかった一部の専攻が、現在では高収入の専攻となっています。

中でも、採鉱工学の伸びが最も目立っています。同専攻の2021年卒業生の平均月収は5658元(約13万5000円)と、全国の大卒者平均を下回っていましたが、2025年には7448元(約17万7000円)まで増加し、5年間で32%上昇しました。この成長は、鉱業市場の好調が続いていることやエネルギーの低炭素化の恩恵に加え、NEVや蓄電池産業の急速な発展に伴い、リチウム、ニッケル、銅、レアアースなど重要鉱物資源への需要が急増していることと密接に関わっています。

材料科学・工学専攻の平均月収も、2021年の5869元(約14万円)から2025年には7304元(約17万3000円)へ上昇しました。これもNEV、集積回路、ハイエンド設備などの戦略的産業を支える重要な分野です。2026年第1四半期、新素材業界の求人数は前年同期比で3割以上増加し、最も伸びが著しい分野の一つとなっています。

また、北京市や上海市といった従来の主要都市だけでなく、武漢市、合肥市、成都市など中国中西部都市の現代産業クラスターやハードテック企業が急速に台頭しており、より多くの高学歴人材を惹きつけています。中国の製造業は現在、技術的障壁の突破を加速させ、グローバルバリューチェーンの中・ハイエンドへと向かっています。

06-29 17:06

更多精彩内容请到 KANKAN 查看