パナソニック代表取締役副社長・中国・北東アジア総代表の本間哲朗氏
第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会が26日から30日まで北京で開催されています。初日の会場で、パナソニック代表取締役副社長であり、中国・北東アジア総代表の本間哲朗氏が中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応えました。
パナソニックは家電事業からスタートし、現在は「健康スマート住空間」「モビリティ」「スマート製造」といった新たな分野にも力を入れています。中国政府が掲げる「3060」カーボンニュートラル目標の達成に向けた取り組みの一環として、幅広い製品群を展開しており、サプライチェーン博への出展は今回が初めてです。
本間氏は開幕式について、「中国のグローバル産業チェーンとサプライチェーンに関する協力強化への決意を感じた」と感想を述べました。また、中国市場との関わりについて言及し、「パナソニックにとって、中国は最も重要なサプライチェーン拠点の一つである。中国には現在、6000社を超えるサプライヤーがあり、部品、モジュール、原材料など、さまざまな製品を中国のパナソニック企業およびグループの海外企業に提供している。特に、無人工場で使用する生産ラインなど、パナソニックの中国での企業の生産設備の多くは、中国メーカーが生産した製品を使用している。中国のサプライチェーンはグローバル企業の製品と密接に関係しており、世界での顧客体験にも直接影響していると言える」と述べました。
中国市場について本間氏は、パナソニックグループにとって中国市場が日本以外の最大の海外市場の一つであるとし、「中国市場は、パナソニックにとって非常に重要な位置を占めており、サプライチェーンにおいても中心的な役割を果たしている」とも話しました。さらに、「中国には広大な市場と豊富な人材が揃っており、外資系企業にとって理想的な舞台となっている。日中間の経済と貿易の交流は非常に密接で、特に高齢化、健康養老、医療などの分野において、今後さらに大きな協力の可能性があると考えている」と述べました。
サプライチェーン博におけるパナソニックの展示ブース
パナソニックのサプライチェーン博への初出展は、同社が中国市場で強固な基盤を築き、今後のサプライチェーンの強化に意欲を持っていることを示しています。今後も高齢化や健康・医療分野などでの協力が進み、両国間での経済的な連携がさらに強化されることが期待されます。(取材:趙雲莎、梅田謙)
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